ネパールはチベットとインドに挟まれ、中国には地政学的に重要な場所だ。
ネパールを手なづけるために、中国は膨大な援助を行ってきた。
衛生医療・教育文化・遺跡の修復・鉄道敷設などなどだ。
こうした工作の結果、ネパールでは共産党が議会で第一党を占めるようになっている。
こうした議員の選挙資金も中国が裏で出していると言われている。
だから習近平は、ネパールは中国共産党の言うことを聞くようになっていて、かなり自由にコントロールできる国になったと思っていたことだろう。
ところが、驚くことに、今回の習近平のネパール訪問に際して、ネパールは軍人や警察官を養成する国防大学を設置するのに中国が支援するという申し出を断り、チベット難民を犯罪者として引き渡すようにする犯罪人引渡し条約の締結を拒んだのだ。
中国の資金で議会の建物と中国国境に近いところの道路の建設を行うことも拒否した。
腹を立てた習近平は、「中国を分裂させようとする者は誰でも体を打ち砕かれ、骨を粉々にされる」と、ネパールを脅すような演説を現地で行った。
これを単純に「ネパール、偉い!」と取るわけにはいかない。今やネパールは中国に逆らえる国家であるはずがないからだ。
これは反習近平派が仕掛けた工作であろう。
近々開催予定の中国共産党の中央委員会総会(四中全会)でどんな展開が待っているのだろうか。
習近平は四中全会を再び延期するのだろうか。
そういう目で見ておきたい。
これの元ネタとなる Bitter Winter の記事https://jp.bitterwinter.org/xi-jinping-defeated-in-nepal/
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