私の事務所の近くに、マスターとお客さんが気軽な会話を楽しむことができる、昔ながらの喫茶店がある。その喫茶店であるお客さんがこんなことを口にした。
「価値観の多様化の時代だからね、言いたいことが言えなくなっちゃうんだよね。」
「価値観の多様化」が、特定の価値観を排除し、特に本音トークが言えなくなっている矛盾を端的に示している面白い発言だと思った。
さて、以前に「本当の男のあり方」を考えるみたいなイベントに出席したことがあるが、このイベント自体が内々の人間だけにしか告知されず、外部から不特定多数の人を集めたものではなかった。そんなイベントの告知は価値観が「多様化」した現代では許されないから、そうせざるをえなかったというわけだ。実際主宰者は、「ここでの発言は絶対に外部に漏らしてはいけない」との口止めを行っていた。
「男は絶対に女に手を上げてはいけない」「男は命がけで女を守らなければならない」みたいな話が続いていたが、こういう男像こそ真の男だと思う男たちは多いだろうし、女性にしても自分の夫や彼氏がそういう男であってほしいと思うことは、決しておかしなことではないだろう。
ところがこうした意見は「女性を一方的に弱者だとしている」「本質的には男のほうが上だとする男尊女卑の差別的な考え方だ」といった形で問題視されてしまうことになる。そして「価値観の多様化」を主張している人たちから、「その価値観は間違っている」と否定されてしまうのだ。価値観は多様化しているのではなく、「価値観の多様化」を口実にして、本当は彼らが「正しい」と考える価値観しか認めていないのではないか。だから、この手のセミナーをやろうとしても、地下に潜って行わなければならなくなる。
「価値観の多様化」は間違いなく特定の価値観を排除する形となっていて、それに異を唱えることが許されないという問題は、真剣に考えるべきではないのか。
さて、先のお客さんはこんな発言もしていた。
「ここでしかこんな話はできないよ。もう息苦しくってさあ。」
この息苦しさにSNS各社はどう向き合うのだろうか。
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喫茶店の画像(秋田にある「カフェ煉瓦館」の画像を借用)
https://web.akita-townjoho.jp/sys/wp-content/uploads/2019/11/3a8b2a82f6b94fc96e916bf9ae240012.jpg
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