サッカーW杯のアジア予選で北朝鮮と戦うために平壌に向かった韓国選手たちがかわいそうだ。
彼らに対してビザの発給が認められる見通しが立ったのが試合のわずか4日前だった。
韓国から北朝鮮に直接向かうことは許されず、一旦は北京に向かい、北京でビザの発給をしてもらわなければならなかった。これが試合開始の2日前だ。
北京から平壌に入ったのが試合前日の夕方4時半頃だが、入国審査で様々なイチャモンをつけられ、結局空港を出ることができたのは7時半頃になっていた。
カバンに入っている手荷物を1つ残らず書き出させ、それに対して難癖をつけ、時間の引き延ばしが行われた。
調理用の食材を大量に持って行ったが、これも空港で没収された。
携帯電話は。北京の韓国大使館に一括して預けることが求められ、書籍は持ち込み禁止品目だった。
ホテルでは保安要員が見張っていて、散歩も思い通りにはできなかった。
試合には北朝鮮人の観客さえおらず、テレビ中継も許されなかった。
北朝鮮と韓国はアジア予選で同じグループに所属し、ともに決勝進出を狙っているために、韓国選手団を妨害した可能性は高い。
韓国に勝つのは非常に厳しいので、試合を国民に知らせたくなかったという事情もあるのだろう。
また、北朝鮮には、自分たちの方が韓国よりも上にあるという意識もあると思われる。
こんなことが起こっていながら、韓国サッカー協会の会長は、2023女子W杯の南北共同招致を進める意向を変えていない。
そして、韓国のサッカーファンの期待を完全に裏切ったこの事件に対して、文在寅政権は事実上何も言えない無様な姿を見せた。
このサッカーの試合が、文在寅政権に対する不信を一気に高める役割を果たしたと思われる。
これのネタ元の朝鮮日報の記事http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/17/2019101780002.html
トップ画像はFootball Channel の記事から https://www.footballchannel.jp/2019/10/17/post343210/
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