ジョン・レノンの息子のショーン・レノンが、旭日旗を巡って韓国人とバトルしているが、彼の論理がなかなかよい。
「僕は君が(僕の)気分を害する権利を尊重するが、それに対する責任が僕にあるとは思わない」…その通りだ。
言論の自由を認めている以上、みんなが自由に思ったとおりに発言すれば、不愉快に感じる言論もあるのが現実だ。自分が不愉快に感じる言論があるのは仕方がないし、それは相互に尊重しあうべきだ。
過去の世代が行ったことについても、当然意見は変わるだろう。だが、前の世代が行ったことで不愉快に感じるという主張があったとしても、その行為と関わらない新しい世代が責任を感じるべきものでもないだろう。
私たちがともに未来志向を持つならば、今後お互いを傷つけ合わないことに焦点を向けるべきである。その際に、過去の世代が行ったことについて責任を感じろというのは、その邪魔にしかならない。彼が言いたいのはこういうことだろう。
彼はまた、ドイツでハーケンクロイツが法律で禁じられているのは、アメリカのように表現の自由が保障されていないためだとし、こういう法律はないほうがいいと暗にほのめかしている。
これまた全くそのとおりで、過去の歴史から我々が学ぼうとするなら、封印するものなどあってはならないだろう。
ナチスやヒトラーに対する評価も、ステレオタイプで定められたもの以外は認めないのであれば、それは学問の停滞を意味する。
ショーン・レノンと戦っている韓国民は、1)自分たちの先祖が日本に不当にいじめられたという解釈を持っており、2)その解釈は絶対的なもので変更などありえず、3)新世代であっても日本人なら責任を感じるべきものだという立場に立っている。だが、それは日本と韓国がともに未来志向で助け合うのを妨げる役割しか果たさない。
こういう視点で日韓関係を捉えたいものだ。
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