キューバや中国に駐在した米外交官や軍関係者、情報機関員らが脳に謎の損傷を受ける事例が約5年前から相次ぎ、被害者の数は130名以上に達している。全米科学アカデミーはマイクロ波兵器が用いられたものではないかとの見解を示している。
脳損傷の重症度は広範囲に及び、慢性的で永続的な症状が出ているケースもある。犠牲者の中には自殺をしかねない者も出ているという。
驚くべきは、ホワイトハウスのスタッフがアメリカ国内で被害にあったと思われる事例が2つあることだ。そのうちの1つはホワイトハウスの南側にあるエリプス広場で受けたもので、もう1つはバージニア北部で犬を散歩させていた時に受けたものだ。
バイデン政権は2019年のある事例について、ロシア軍情報機関の参謀本部情報総局(GRU)が関与した可能性が非常に高いとし、他の事例でもロシアの関与を示す証拠が浮上しているという。
このバイデン政権の捉え方について違和感を感じるのは、中国で起こった事件についてもロシアが黒幕だと考えているのかというところだ。意図的に中国隠しをやっているとしたら、安全保障上許されることではない。もちろん中国がやったに決まっているという決めつけもよくないだろうが、いずれにせよ真相解明についての取り組みが弱いことについて、民主党議員の中からももっと積極的に動いてもらいたいと、バイデン政権はハッパをかけられている。それは当然だと言えるだろう。
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www.nytimes.comの記事
https://www.nytimes.com/2021/05/12/us/politics/biden-cia-brain-injury.html
マイクロ波攻撃の画像
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