人権・民主主義

言論封殺された医師の取材記事を中共当局は圧殺! ネット民は必死の対抗処置!(朝香 豊)


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昨年末に、武漢市中心医院の救急救命科主任の艾芬氏は、原因不明の肺炎を発症した患者のウイルス検査報告書をスマホで撮影し、「SARSコロナウイルス」の文言に印をつけて、同僚に送信した。

この写真は、訓戒処分を受けた李文亮医師ら8人を含む医師の間でSNS上に転載された。

年が明けた1月2日に、艾芬氏は病院の党規律委員会に呼び出された。

「デマをでっち上げた」と糾弾され、この肺炎のことについて「ご主人にも言ってはいけない」と口止めされた。

「防護服を着用すると社会不安を引き起こす」と病院の幹部に言われ、白衣の下に防護服を着て凌ぐこともやっていたそうだ。

目の前で倒れてそのまま死亡した人、やっと病院にたどり着いたがそのまま息を引き取った人、家族をICUに送ったまま二度とあえなくなった人などのことを思うと、艾芬氏は「時間を巻き戻せたら」と思うという。

こうした艾芬氏のインタビューを掲載した、雑誌「人物」の記事は、またたく間に10万回閲覧されたが、中国共産党中央宣伝部の命令で掲載2時間後に削除され、転載を禁止された。

ネットユーザーは、当局のネット検閲を避けるために、記事内容を外国語に翻訳したほか、台湾で使われる繁体字版、縦書き版、ピンイン版(ローマ字版のイメージ)、甲骨文字版、絵文字で内容を表現する絵文字版、モールス信号版、点字版、さらには火星文字版や西夏文字版すら作って、国内SNSとか、海外のツイッターやフェイスブックなどで、リレー式で転載した。

だがこうした変形バージョンも、どんどん削除されている。

さて、武漢在住の女性作家方方氏は、武漢の様子を毎日深夜0時頃に更新する「方方日記」(ブログ)を書いている。

彼女が書く武漢の様子は人気を博し、今や彼女の日記には、1億人の読者がいるという。

この方方氏が12日に公開した日記で、艾芬医師のこの記事のことを取り上げた。

方方氏は「この記事を守ることは私たち自身を守ることだ」と書き込み、「ここまできたら、ネット警察よ、この記事を根こそぎに削除できるのか?」と反発した。

方方日記の拡散力で、この記事の話が多くの中国人に伝わっているだろうか。

そのことに期待したい。

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ネタ元の大紀元時報の記事
https://www.epochtimes.jp/p/2020/03/52973.html
画像も同記事から引用

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