今年の8月にアメリカの国防高等研究計画局(DARPA)が主催する「アルファ・ドッグファイト競技会」で、F-16をベースとした人間とAIによる空中格闘戦(ドッグファイト)のシミュレート戦が行われた。
その結果、ヘロン・システムズ社のAIが人間の熟練パイロットが追随できない正確な機動を見せ、経験豊富な元空軍F-16パイロットに5-0で圧勝した。
熟練パイロット側はAI側に対して一発もヒットさせることができなかったわけだ。
今回のドッグファイトは第二次大戦時のような機銃を使った古典的なスタイルで、ミサイルといった誘導弾は使用していない。
その点で現代の戦闘にはそぐわないという指摘もあるだろう。
また、実機によるドッグファイトではなく、あくまでもシミュレーターでのドッグファイトでもある。
とはいえ今後は誘導弾の使用や編隊同士の戦闘など、より高度な戦いにおいてもAIのシミュレーションが進化することが予想される。
AI戦闘機同士がシミュレーションでの戦闘を続け、その技能を勝手に向上させていく時代に入ったことを、我々はしっかり認識すべき時代に入ってきたということだろう。
人が搭乗しないことを前提とすれば、軍用機の形状も大きく変わることになる。
アメリカでは過渡期として、有人パイロットの戦闘機を様々な形で支援する小型無人機が開発されているようだ。
我が国は有人の次期戦闘機開発を継続しつつも、国産の多用途の無人機開発にも着手すべきではないか。
有人の次期戦闘機開発についても、無人機とのコンビネーションを前提としたものをはじめから構想すべきだと考える。
そのくらいのことは当然考えているとは思いたいが、怖いのは防衛予算の制約が邪魔をしているのではないかということだ。
アメリカの求めに応じる形で、日豪印が共同で防衛費の2%実現を発表するいったやり方は考えられないだろうか。
この点での知恵を絞りたいものだ。
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