韓国で使われている歴史教科書は8種類ある。
このうち、北朝鮮の魚雷による「韓国海軍哨戒艦『天安』爆破・沈没事件」について、きちんと記述した教科書は2種類のみだ。
8種類の教科書の平均で見ると、「漢江の奇跡」など大韓民国の経済発展の様子に言及されている分量は、教科書の現代史の部分の5%に過ぎない一方で、「四月革命」「光州事件」「六月民主抗争」などの、親北勢力が起こした「民主化運動」については19%の記述になっている。
現在の文在寅政権の樹立につながる「ろうそくデモ」や「4・27南北首脳会談」についても、これらの教科書は詳細な記述になっているという。
極めつけは、自分たちの国である大韓民国の設立に関する記述だ。
6種類が、大韓民国建国を単なる「政府樹立」と記述する一方で、北朝鮮については「朝鮮民主主義人民共和国樹立」と記載しているというのだ。
いったいどこの国の教科書なんだ?
さらに、国連は韓国を朝鮮半島で唯一合法的な政府だと認めたのが歴史的な事実だが、8種類の教科書は揃いも揃って「38線以南で樹立された唯一の合法政府」との記述をし、あたかも北朝鮮も国連から合法政府のお墨付きを同時に得たかのような誤解を与える記述をしている。
北朝鮮からの侵略によって始まったことが明らかになっている朝鮮戦争についても、「南北共同責任」として記述している。
韓国のアカデミズムは日本以上に左翼偏向が激しいのが実際だ。
教科書の執筆者、教科書検定審議委員会のメンバーも、みんな左翼に牛耳られてしまったと、朝鮮日報は報じている。
事実誤認について、以前は修正事項を「指示」していたが、今では「勧告」はできても「指示」ができなくなったので、どれだけ偏向した教科書を作っても、阻むすべがなくなったそうだ。
韓国の反日の異常さの根源には、ここまで進んだ教育の左翼偏向にあることも見逃すべきではないだろう。
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ネタ元となる朝鮮日報の記事
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