イラン保健省のジャハンプル報道官は、中国当局が発表した新型コロナウイルスに関わる統計数値は「ひどい冗談」だと述べた。
同報道官は、「この病に苦しんでいるすべての国が、中国が発表する数字を信用して、これがインフルエンザに近いものだとか、インフルエンザよりも軽いものだと判断したが、そんなものではない」、「科学上の議論は政治と混同することなど断じてできないし、断じてすべきでもない」、「中国の統計よりも自分たちが見出したことに信頼を寄せている」と述べた。
アメリカと厳しい対立関係にあることから、イランは中国を頼りにしている。
そのイラン政府内部からこのような発言が飛び出すのは意外だが、そう言いたくなるくらいのひどい被害にイランは悩まされているともいえる。
これに対して、駐イラン中国大使は「毎日開いている中国の保健省の記者会見を細かくチェックしてから結論を出してもらいたい」と苦言を呈した。
様々な圧力がかかったのか、報道官は「この困難な時期においての中国のイランに対する支援は、忘れることができない」との姿勢に転換した。
それでも、イランの体制内部においても、中国に対する不満や不信が高まっていることを、この一連の事件は物語っているといえるだろう。
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ネタ元のナショナル・インタレストの記事
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画像はGoa Cronicleの記事から
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