アメリカの電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOは、コロナウイルスの影響で地元自治体が操業再開を認めなかったことを受けて、カリフォルニア州にある本社と工場を移転する可能性を示した。
カルフォルニア州知事が、州内の製造業は再開が認められると言っているのに、テスラの本社と工場のあるアラメダ郡が5月末まで再開を認めないというのは、合衆国憲法にもカルフォルニア州憲法にも違反するとの主張だ。
マスクCEOはツイッター上で「率直に言って、これは我慢の限界だ。テスラは直ちに本社と将来の事業計画をテキサス州とネバダ州に移転する」と表明した。
これに対してアラメダ郡は、従業員の健康と福利を保護しながら再開を許可する計画についてテスラとは協議中だとし、近々合意に達すると思うとした。
さて、日本においても「自粛」の強要に対して、マスクCEOと同じような気持ちでいる経営者は多いと思う。
マスクCEOほど常識知らずではないので、おとなしくしているが、内心は「自粛」の経済的損失に耐えられないと思っているような経営者だ。
経営面でより安全な場所に移転することを考えるのは、経営者として当然だ。
そしてそれは国内だけでなく、海外に移転することも視野に入る。
こういう視点も持っておきたい。
マスクCEOが、中国のほうがよっぽど仕事がしやすいと思っていないことを願うばかりだ。
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ネタ元のガーディアンの記事
https://www.theguardian.com/world/2020/may/10/elon-musk-threatens-to-move-tesla-hq-out-of-california-over-covid-19-restrictions
画像も同記事から
https://i.guim.co.uk/img/media/0d0b568444ea1f2fc72d351f5fc1c56ebde4e8f7/0_300_4500_2700/master/4500.jpg?width=620&quality=85&auto=format&fit=max&s=7131df11aa7cc1f8246d311f96c8f37b
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