中国の1〜3月期の経済成長率がどうなるかという予測が、様々に出されている。
はっきり言って、表に出てきているどの予測も全く当てにならないのが実際だ。
というのは、どの予測も、3.3%〜5.5%と幅があるものの、全てプラス成長をすると予測しているからだ。
おいおい、ちょっと待ってくれ。
80以上の都市が封鎖され、都市間の交通はほとんどがストップしている。
北京や上海などの、まだ封鎖されていないはずの都市でも、ゴーストタウンになったかのように、街中には人は殆どおらず、車もあまり走っていない。
地下鉄が走っていても、乗っている人はほとんどいない。
食料品や衛生用品などの購入に必要なスーパーを除けば、街中のお店は閉まっている。
工場の稼働も止められている。
これで経済成長するんだったら、中国の人は今後一切仕事をしなくてもいいのではないか。
働かなくても、特に消費をしなくても、経済は成長するのだから。
そんな嫌味も言ってやりたくなる。
ちなみに消費税増税の影響を受けた、日本の昨年の10〜12月期の経済成長率は、恐らくマイナス4%くらいになると思われる。
つまり、日本の消費税増税が日本の経済成長にもたらすインパクトに比べたら、この新型肺炎が中国経済に与えている影響は、それほど大きいものではないという見立てを、エコノミストたちは出しているわけだ。
中国政府が最終的に公的に発表する数字に近いほど、「優秀」なエコノミストだとされてしまうから、仕方のないところもあるが、こうした数字を真に受けるようなおろかなことは、断じて避けてもらいたい。
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ネタ元のYahoo!ニュースの記事
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200208-00050185-yom-int
画像はロイターの記事から
https://jp.reuters.com/article/china-health-empty-city-idJPKBN2040KX
https://s3.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20200210&t=2&i=1488228015&r=LYNXMPEG190FK&w=1280
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