中国南部の豪雨による被害はさらに拡大し、中国政府の応急管理部の発表によっても被災者数は3873万人で、そのうち224万人が避難を余儀なくされていることになっている。
但し、避難者は1500万人近いとするAFPのような報道もある。(これも中国政府内部からの情報だという。)
こうした中で、琵琶湖の4倍とも6倍とも言われる鄱陽湖の堤防が決壊し、周囲一帯まで湖のようになったことが報じられた。
ところが、この鄱陽湖の堤防の決壊は、当局が意図的に重機を使って決壊させたものだ。
重機を使って決壊させる動画が出回っている上、なんと当局も認めている。
四川省楽山市放送局は、江西省が九江市を守るために鄱陽湖を決壊させたと報じているが、武漢市を守るためだったのではないかと住民は疑っている。
すなわち、長江(揚子江)の水位が上昇し、武漢市中心部への浸水を食い止めるために、水の「逃げ場」を意図的に作ったものだと思われる。
鄱陽湖と長江はつながっているので、鄱陽湖の水位が下がれば、長江の水はそちらに流れることになる。
「武漢市は水没したのでは?」と思っている方も多いと思うが、中国の「市」は日本の「市」と比べるとものすごく大きく、武漢市の大きさは兵庫県とほぼ同じ広さがある。
武漢市の一部で大きな被害が出ているのは確かなのだが、武漢市の中心部にはほとんど被害が出ていない。(下画像を確認。長江は危険水位まで上がっていて、堤防の内側の通常期は遊歩道になっていたりするところは完全に水没し、建物の屋根しか見えない状況になっているが、堤防上の車道には車が普通に走り、町中への浸水は生じていない。長江に架かる橋の上でも、普通に大量の車が行き来している。)
兵庫県の一部で甚大な被害が生じても、神戸市に被害が及んでいるとは限らないのと同じ理屈だ。
武漢などの重要都市の中心部への被害を生じさせないために、鄱陽湖などの堤防を決壊させる動きに出ているようだ。
時にこうした非情な決断も必要なこともあるだろうが、地域住民にあらかじめきちんと説明し、相応の補償を与えるのが前提だろう。
だが、そんな話は伝わってきておらず、中国共産党の冷酷さを改めて示したものである可能性は高いのではないか。
鄱陽湖には長江から次々と今後も水が流れ込んでいくことを考えると、その周囲の被害はどこまで広がることになるのだろうか。
中国各地の豪雨の被害を伝える動画(重機で堤防を決壊させている内容も含む)も下に貼り付けておいたので、こちらも見てもらいたい。
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中国各地の豪雨の被害動画(鄱陽湖を重機で決壊させる動画を含む)
ネタ元の看中国の記事
https://www.visiontimesjp.com/?p=6714
ネタ元のAFPBBの記事
https://www.afpbb.com/articles/-/3294391
看中国からの引用画像(鄱陽湖を重機で決壊)
https://i1.wp.com/www.visiontimesjp.com/wp-content/uploads/2020/07/2020-7-18_sacrifice_farmland.jpg?fit=600%2C400&ssl=1
人民網からの引用画像(武漢市の様子)
http://j.people.com.cn/NMediaFile/2020/0715/FOREIGN202007151536000572410836700.jpg
http://j.people.com.cn/NMediaFile/2020/0715/FOREIGN202007151536000276420594170.jpg
Apple Dailyからの引用画像(鄱陽湖堤防決壊での水没)
https://tw.appledaily.com/resizer/1mwsNgd8nFVPhS_klzt4-XUCYTA=/460×264/filters:quality(100)/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/appledaily/TGDJPVPU6VA4GEU6EJ6PESMUJE.jpg
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