安全保障

中国共産党員と家族の米渡航禁止? 揺さぶりかけるトランプ政権!(朝香 豊)


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アメリカのトランプ政権は、すべての中国共産党員とその家族がアメリカに渡航することを禁止することを検討していると、ニューヨーク・タイムズが報じた。

この問題を検討しているチームで大統領令の草案を準備し始めたが、まだトランプ大統領には諮られていないとしている。

中国共産党員の子供がアメリカの大学に留学しているようなケースもあるが、これも認めないことにするかどうかも検討しているとされる。

ホワイトハウスのマクナニー報道官は「中国に関しては全ての選択肢を維持している」とし、ニューヨーク・タイムズの記事については否定しなかった。

さて、中国共産党の幹部たちは、不正蓄財したお金をアメリカに逃がして、最後はアメリカに渡って、アメリカでいい暮らしをすることを夢見ている。

だから、米中対立がさらに先鋭化し、こうした処置が検討段階から実行段階に移行することを、中国共産党員の幹部たちは心底恐れているだろう。

米中対立を先鋭化しようとする習近平路線に対する風当たりは当然強くなる。

これが中国共産党内部の路線対立を激化させ、内部分裂を誘うことになる。

したがって、トランプ政権は恐らくこの処置を当面実行に移すことはしないだろう。

いつされるかわからないという恐怖が続いている方が、効果が高いからだ。

また、アメリカとしても、戦略物資であるレアアースの供給では、中国からの輸入に大いに頼っていて、まだ新たな供給先の確保の目処は十分には立っていない段階だ。

医薬品などの医療物資の供給体制の脱中国化も、まだ十分なレベルには達していない。

この点でも、まだ中国からの完全な報復を受けるような手段は取りにくい。

この観点からも、こうした手段もあるぞとちらつかせるながら、中国共産党の内部に心理的に圧迫を加えていく路線に留めるのではないかと思う。

いずれにせよこの情報リークは、中国共産党幹部に対する心理的な揺さぶりとして、大きな効果を持つのは間違いないだろう。
 
 

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