今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に”ONE TEAM”が選ばれた。
正直言って、”ONE TEAM”という言葉は全く知らなかったが、受賞者はラグビー日本代表チームだそうだ。
確かに今年のラグビー日本代表チームの活躍は素晴らしいものだった。これにケチをつける気はない。
だが、この代表チームが大活躍したことと”ONE TEAM”という流行語が実際に存在したかどうかは、まるで関係ない。
“ONE TEAM”よりも「NHKをぶっ壊す!」の方がよほど流行したのではないかと個人的には感じているが、「NHKをぶっ壊す!」はノミネートの30作品にすら入らなかった。
実際に流行したかどうかが選考基準にならない「流行語大賞」とは一体何なんだろう?
さらに言えば、受賞理由がまたひどすぎる。
ラグビー日本代表は合計31名からなるが、この中には7カ国15人の海外出身選手が含まれている。
この日本代表チームが「桜の戦士 ONE TEAM」の旗印の下に結束し、日本中にラグビー旋風を巻き起こした。
これを前提として、受賞理由は「ONE TEAMは、世界に広がりつつある排外的な空気に対する明確なカウンターメッセージであるとともに、近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆するものとなった」、「それは安倍総理にもしっかりと伝わったと信じたい」としている。
この受賞理由から、流行語大賞の選考委員がいかにロクでもない存在であるかがわかる。
国民の中には、移民受け入れ推進派ももちろんいるだろうが、移民受け入れに対して疑念を持っている人もいる。
現実に大量の移民を受け入れてきたヨーロッパ各国においては、国民を分断するような事態が生じている。
従来のキリスト教に基づく伝統をそのまま維持することが、移民として渡ってきたイスラム圏の人たちを傷つけるという理由で、維持するのが困難になってきている。
これに対して危機感を持つのは、決して民族差別感情に基づくものなどではなく、極めて自然な反応だ。
だが、選考委員にはこうした実際が全く見えていないのだ。
ヨーロッパのような悲劇を日本で繰り返さないために、移民はなるべく拒絶したいという判断は、当然ありうるものだ。
こうした当然ありうる判断を認めない傲慢さに、彼らは気づいていないのだろう。
さらに言えば、ラグビーの日本代表チームは「日本のため」に集まった集団だ。
日本にやってくる移民たちは「日本のため」という意識を果たしてどの程度持てるのだろうか。
「日本のため」にやってきて、日本人が大切にしている日本文化を尊重する態度を持ち、生まれ育った文化は日本文化とぶつからない範囲内に留めるということを移民全部に期待するのは不可能だ。
自分たちの文化と日本文化が相容れないところがあることを不満に思って、「差別」を訴える人たちも必ず出てくるものである。
さらに言えば、意図的に日本を弱体化させ、破壊工作をやってやろうと考えて、日本に入ってくる人たちだっているのが現実の世界だ。
こうした存在が必ずいることを念頭に置くならば、移民を仮に認めるにせよ、その扱いは慎重にならざるをえないのが実際だ。
ラグビーの日本代表チームの中に、日本の敗北を狙って工作活動をするために入ってきたメンバーはいないであろう。
それは選別段階でこういう点も含めて慎重に選別してスカウトしているに決まっているからだ。
チームを乱す存在だとわかったら、そもそもチームにはいられなくなる確率が高い。少なくとも試合には出させてもらえなくなるだろう。
こうした厳しい選別を行なっている日本チームの話と、移民一般の話を同一目線で扱うこと自体が、あまりに現実離れしている。
こうした違いに気づくことなく、上から目線で「正しさ」を押し付けてくる傲慢さについて、選考委員はどう思っているのか、問い詰めてみたいものだ。
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ネタ元のYahoo!ニュースの記事https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00010012-huffpost-soci
画像はマイナビニュースの記事から
https://news.mynavi.jp/article/20191202-931910/
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