フィリピン国防省は、中国の人民解放軍の兵士がフィリピンに潜入している疑いがあるとして、調査している。
フィリピンでは約20万人の中国人が働いているとされ、その中にはゲーミング事業やオンラインカジノに従事している人も多いようだ。
フィリピン政府は以前はゲーミング事業に従事する人たち向けに特別労働ビザを発給していたが、ゲーミング事業の関与が疑われる誘拐、人身売買、売春などの違法行為が目立つため、最近は規制傾向にある。
このゲーミング事業で働く中国から来た労働者2人が、殺人を犯したとして警察に拘束されたが、取り調べの中でこの2人が、中国人民解放軍の所属であることがわかった。
この事件とは別に、ゲーミング事業に関わる労働者が射撃場を建設し、怪しい動きをしているとして、ゴードン上院議員のところにタレコミがあった。
それで不安を抱える住民たちのために、ゴードン上院議員はフィリピンの国防省に実態調査を求めたというわけだ。
場合によっては数千人にも及ぶ中国人民解放軍の兵士がフィリピンに潜入している可能性もあるかもしれないという。
フィリピンの安全保障問題を伝えるNGOの「フィリピン防衛フォーラム」は、ゲーミング事業に関わる約2万人の中国人労働者を抱える地区が、軍司令部、海軍基地、空軍基地から約3キロしか離れていないことを問題視している。
スパイ目的で潜入している可能性は大いにあるし、テロ攻撃を仕掛ける場合にも、こうした軍施設が射程に入りやすいのではないかというわけだ。
ところで、こうした中国の人民解放軍の兵士が潜入している可能性があるのは、フィリピンだけのことだろうか。
日本国内にも潜入している可能性はないのか。
そうした調査は十分に進められているのか。
フィリピン以上に我が国のことが心配である。
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ネタ元の大紀元時報の記事
https://www.epochtimes.jp/p/2020/03/52602.html
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