新型コロナウイルスの感染を許したことで、この夏の日本でのオリンピック・パラリンピックの開催について、厳しい見方が世界的に広がっている。
すでに様々なスポーツイベントが、多くの人が集まるということで、相次いで中止や延期に追い込まれている。
オーストラリア、台湾、タイ、中国で行われることになっていた女子サッカーの代表決定戦が中止になり、南京で行われる予定だった世界室内陸上競技選手権は来年に延期になった。
4月に上海で行われる予定だったF1の中国グランプリも延期が決定した。
東京オリンピック・パラリンピックのテストイベントは種目ごとに別々の日程で行われてきたが、今後の日程で、特にパラリンピック系のイベントでは、外国人の参加は難しいのではないかとの見方が広がっている。
今月末にボッチャという障害者スポーツ競技がテストイベントを行われる予定になっていたが、開催のキャンセルが決まった。
ボッチャには脳性まひや筋ジストロフィーなどの重い障害がある選手が多いため、感染した場合のリスクが健常者と比べて高いという問題があるからだ。
このことは少なくともパラリンピック系のテストイベントは、今後も非常に厳しい環境に置かれることになることを意味する。
公式には、今のところはIOC(国際オリンピック委員会)は東京開催を中止したり延期したりする意向は見せていない。
だがこうした公式見解は、新たな方針が決まるまでは維持されるのが普通だ。
海外の報道をいくつか見てみたが、私が見る限りであるが、中止せよとの明示的な主張はまだ出ていないとは思う。
とはいえ、このままでは開催が危ぶまれるという疑念については、広く報道されている。
新型コロナウイルスに対する日本の対応のグダグダぶりは、いまさら言うまでもないだろう。
さて、ロンドンが東京に代わる代替地として名乗りを挙げた。
5月に市長選挙が行われるが、保守党の候補者の代替開催提案に、労働党の現市長も、事実上同調する意見を表明した。
「ダイヤモンド・プリンセス」がイギリス船籍であることを棚に上げて、何を言っているのかと言いたくなるところもあるが、日本が決然とした対応を取らなかったツケが回ってきているところは認めざるをえない。
豊洲市場の問題で、築地市場跡地に開通予定だった環状2号線が未通となり、首都圏の交通に凄まじい負担がかかることへの懸念があったが、日本のグダグダぶりをこれ以上見せないという点でも、中止になったほうが却ってありがたいという見方もできるかもしれない。
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