Twitterとトランプ大統領は、さらなる対立に至った。
ミネアポリスでジョージ・フロイドという偽札を使った疑いのある容疑者を拘束する際に、白人警官がフロイド氏の首を膝で地面に暴力的に押し付け、死亡させるという事件があった。
この事件では、フロイド氏が「息ができない」「殺さないで」と繰り返し訴えてうめき声をあげて、やがて意識を失う様子などを撮影した動画が拡散したことで、炎上につながった。
アメリカでは白人警官の粗暴な扱いで、黒人容疑者が虐待を受けたのではないかと疑われる事件が多発している。
そのため今回の処置も人種差別に起因しているのではないかとの疑念を生み、抗議活動が広がった。
なお、フロイド氏の拘束に関わっていた4人の警官はすでに懲戒免職になっていて、刑事告訴も検討されている。
膝で実際に押さえつけた元警官は、殺人罪の容疑で逮捕された。
この事件に関連してはこの事件に抗議するデモ隊と警官隊が対峙し、デモ隊が警察署の中に入ろうとしたり、警官隊に投石などを行う一方で、警官隊もデモ隊に対して催涙ガスを発射したりもしている。
またこれにかこつけた放火、略奪も相次いでいる。
狙われたのは白人のお店ということになっているが、人種的マイノリティーのお店もあり、スーパーなどに加えて、銀行や小切手換金所なども対象となっている。警察署も放火された。
たとえ白人のお店であっても、事件と関わった白人警官とつながりがない以上は、襲撃されるいわれはない。
スーパーや銀行などが襲撃されているのは、火事場泥棒としか言えないだろう。
これを受けてトランプ大統領は、「こういう悪党どもはジョージ・フロイドの追悼を汚しており、自分ならこんなことを放置しない。ティム・ウォルツ州知事に先程話をして、軍はいつでも動員できると話した。どんな困難があっても我々は統治を行うが、略奪が起これば、撃つことをいとわない。」とツイートした。
ジョージ・フロイド氏の死に理不尽なものを感じて行う抗議行動自体については十分に理解しながらも、追悼のフリをしながら略奪や放火を行うのは大問題だ。
こうした行為を厳しく取り締まる姿勢を明確にしたトランプ大統領の姿勢は、自分には当然のことにように感じられる。
だが、Twitterはトランプ大統領のこのツイートを「暴力を美化する」として非表示扱いにしたのだ。
アクセス可能なのが公共の利益になるとして、警告文を読んだ上でクリックすると、非表示から表示に切り替わるようになっていたとはいえ、コメント付きのリツイート以外の処置ができなくされた。
つまり、「いいね」も押せなくなった。
こうした一連の処置にトランプ大統領が激怒したのは当然である。
トランプ大統領は、SNS企業の法的責任を免除する米通信品位法230条の撤廃を議会に求め、Twitterとトランプ大統領の対立は新たな段階に入った。
国内報道だけを見ていると内容がよくわからないが、アメリカの報道を丹念に見ると、上記のような感じになっていることを理解したい。
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ネタ元のReuterの記事
https://www.reuters.com/article/us-twitter-trump-minneapolis/twitter-attaches-disclaimer-to-trumps-minneapolis-tweet-for-glorifying-violence-idUSKBN2350UC
画像はCNNの記事から
https://cdn.cnn.com/cnnnext/dam/assets/200528063851-03-george-floyd-protest-0527-minneapolis-minnesota-large-169.jpg
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