外交

NATOは「脳死状態」だと、仏マクロン大統領!(朝香 豊)

フランスのマクロン大統領は、NATOの現状について、米国の無関心が原因で「脳死」状態に陥っており、欧州はもはやNATO同盟国の防衛で、米国をあてにできないと述べた。

アメリカがNATO諸国に防衛費の大幅増額を声高に求めたりしていることへの反発が、背景にはあると思われる。

決定打になったのは、トランプ政権がシリア北部からの米軍部隊の撤収を突如宣言したことのようだ。

この部隊の撤収について、トランプ政権からフランス政府への事前の連絡はなかった。

シリア領内のクルド人をNATOは応援する立場にあったが、トランプ政権の突然の動きは、NATOに対する裏切りのように映ったようだ。

マクロン大統領は、「米国は我々に背を向けている兆候がある」とし、「トランプ大統領は欧州プロジェクトで我々の考えを共有していない」と、トランプ政権を厳しく批判した。

これに対してドイツのメルケル首相は、「マクロン氏は自説を表現するため少々劇的な言葉を用いた」とし、「私のNATO内の協力態勢の見方とは一致しない」と発言し、マクロン大統領からは幾分離れた立ち位置に示した。

ともあれ、トランプ政権には仲間内に無用に敵を作らないよう、気をつけてもらいたいものだ。

これの元ネタとなるCNNの記事https://www.cnn.co.jp/world/35145168.html

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