中国の経済がさらに壊れてきた。
中国政府は海外への資金流出を抑え込むのに必死だ。不動産会社には返済期限が間近に迫った債務の借り換え目的以外の外債発行を禁じた。
海外送金や外貨売却が多い銀行の評価を引き下げる新ルールも適用する。現在も海外送金を制限するため、中国政府は個人顧客に詳しい資料を提出させるよう銀行を厳格指導している。不動産や保険商品の購入目的での海外送金は認めていない。
この背景には、建前とは違って、中国の外貨準備が枯渇しかけている事情がある。
中国は 米国債を1兆ドル以上持っているではないかという向きもあるだろうが、中国の対外債務は実は2兆ドルを超えている。そのほとんどが外貨建てだ。
しかも近年は対外債務の増加速度が激しく、年間で15%程度拡大している。人民元はかなり危ない状況にあるのだ。
輸出企業を救うために人民元安に誘導しているが、これは輸入代金の増加だけでなく、外貨建ての債務を実質的に大きく膨らませることにつながる。これはそのまま、返済不能リスクを高めることになる。
人民元がどんどん安くなるなら、今のうちに外貨に交換しておきたいというのは当然だろう。
ただでさえ不足している外貨を求めて多くの人が殺到するとすれば、人民元の暴落を抑え込むことはできなくなる。
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