経済

痛みを伴う社会制度改革などいらない 経済同友会の経済観は間違っている!


経済同友会の桜田代表幹事は、「10年、20年先を見据え、年金、医療、介護の分野で痛みを伴う社会制度改革をやらないといけない」と語った。桜田代表幹事はあまり経済の仕組みがよくわかっていないようだ。

政府が多額の社会保障給付を行なった結果として、国内の生産力を超えるような需要を生み出すとすれば、その時には悪性インフレになる。

だが、国内の生産力で供給が賄える範囲内であれば、仮に政府が財政赤字を拡大させても、需給バランスが崩れることはないから、悪性インフレが生じることはありえない。

国民を豊かにし、将来の不安を解消するのに最も大切なのは、国の産業力・生産力を拡大することであり、そのためにはその産業力・生産力を賄えるだけの需要力を高めることだ。

そのためには政府支出を拡大することも必要だし、完全雇用状態が続くことで緩めの人手不足状態が継続して、賃金が緩やかに上昇していくことも必要だ。

国内の生産力が順調に伸びているなら、痛みを伴う社会制度改革など全く必要ないだろう。

日本はこの点で20年以上も間違った政策を続けてきて、世界の中での日本の相対的地位を引き下げてきた。

どうして従来の発想が間違っていたかもしれないと、考え直すことができないのだろう。それが日本の不幸だ。

これに関連する産経新聞の記事

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 「表現の不自由展」を支援するよう求める社説掲載! 朝日新聞!(朝香 豊)
  2. 朝鮮半島の南北問題が駄目になっているのは米韓同盟があるせいだ」と韓国政府が発言!…
  3. 中国、不動産バブル崩壊へ! 中国恒大集団が大幅値引販売実施!(朝香 豊)
  4. 非常事態宣言の1ヶ月延長! ありえない! (朝香 豊)
  5. 「なんでも批判」を反省しない立憲民主党! 戦前の「批判」政治の過ちを忘れるな!(…

関連記事

  1. 安全保障

    健全なオーストラリア国民の対中意識! 日本政府はここから学べ!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!オー…

  2. 安全保障

    FBIが捜査するスパイ案件の半数は中国! 中国は最大級の脅威! (朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!アメ…

  3. 経済

    韓国の建設会社の28%が利払い不能状態に!(朝香 豊)

    韓国の建設会社のうち、外部監査の対象となる1833社の昨年の事…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 安全保障

    リトアニアが中国製スマホの安全性を警告! ドイツが追随か?(朝香 豊)
  2. 経済

    中国財政省がドル建て債を60億ドル募集!(朝香 豊)
  3. 安全保障

    感染者がいないブラジルが、国家非常事態宣言! 日本は何をしているのか?(朝香 豊…
  4. 人権・民主主義

    中国が独裁国家でなかったら、新型コロナの事態は違った! ノーベル賞作家が指摘!(…
  5. 外交

    さすが、アメリカ! 米国上位500社に台湾との関係強化を求める!(朝香 豊)
PAGE TOP