経済

ミンクからの感染確認でミンクを殺処分へ! 過剰対応ではないのか?(朝香 豊)


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オランダのミンク農場で、従業員がミンクから新型コロナウイルスに感染したとみられる事例が、5月に2件確認された。

これを受けて、オランダ政府はミンクの殺処分を開始した。

動物愛護団体が殺処分の中止を求めたが、裁判所が動物愛護団体の訴えを退けたため、当初の予定より遅れたものの、殺処分が行われることになった。

まずは感染被害のあった農場で1500匹のミンクが殺処分されることになるが、オランダ全土にある他の9箇所の農場でも殺処分が行われる予定で、10000匹を超えるミンクが殺処分されることになる。

時には動物の殺処分はやむをえないとは思っているが、これは本当に必要なのか。

ミンクを殺処分したところで、人から人への感染が減るわけではあるまい。

ペストを媒介したネズミのような役割をミンクが担うわけではない。

新型コロナウイルスへの恐怖心が過剰になって、本来必要な警戒レベルをはるかに超えた過剰対応を行っているように思う。

余計なお世話かもしれないが、ミンク10000匹の殺処分の経済損失はいかほどになるのか。

 

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