安全保障

韓国「国家情報院」の院長に朴智元氏! バリバリの親北派! (朝香 豊)


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韓国の文在寅大統領は、韓国政府の中心的な情報機関である「国家情報院」の院長に朴智元氏を選んだ。

朴智元氏は、北朝鮮に対する制裁を止める「太陽政策」を展開した金大中大統領の側近中の側近だった人物だ。

現在も、「金大中平和センター」の副理事長を務める。(理事長は金大中氏の妻)

韓国の金大中大統領と北朝鮮の金正日委員長との会談を実現するために、現代(ヒュンダイ)グループから480億円ほどを裏金として用意させて、北への送金を行わせたのは、この朴智元氏だ。

このことが発覚した際に、朴智元氏は懲役3年の刑に処された。

韓国が建設費用を全額支払って作った南北連絡事務所を北朝鮮が爆破した直後に、このような親北の人物を指名できるところが、いかにも文在寅大統領らしいと言えるだろう。

なお、親北勢力が韓国内でまだ完全な掌握ができていないのは、この「国家情報院」と韓国軍と韓国検察だと言われている。

このうち韓国検察については、「高位公職者犯罪捜査処」の設置によって骨抜きできるのは既定路線であり、この設置は今月にも行われると言われている。

「国家情報院」のトップに朴智元氏を就けることで、インテリジェンスにおいても反北朝鮮色を完全に抜くことを目指すのだろうと思われる。
 
また、文在寅大統領は、北朝鮮が引き起こした大韓航空機爆破事件について、「国家情報院」の前身の「安全企画部」の自作自演説を取りたがっていると考えられている。

朴智元氏が「国家情報院」のトップになり、「再調査」を行うことで、あの爆破事件の真犯人は北朝鮮ではなく、韓国の「安全企画部」の自作自演だったと主張する布石にしようとしている可能性もある。

これと連動させることで、韓国内の保守派を厳しく取り締まることまで考えているのかもしれない。

そういう点で、見逃してはいけない人事ではないかと思われる。
 
 
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