新型コロナウイルス感染で数多くの死者を出した武漢の葬儀場では、遺骨を受け取る遺族の長蛇の列ができた。
都市封鎖が行われていた間は、葬式も許されずに、次々と遺体が焼却されていたからだ。
武漢には8つの葬儀場があり、3月23日から4月4日までの13日間で、すでに焼却された遺骨を順次遺族に返すことになる。
こうした葬儀場の1つである武口葬儀場では、1日あたり約500件扱い、13日間の合計で6000件を扱うことになるという。
葬儀場によって扱う人数にどの程度の違いがあるのかはわからないが、仮に同程度だとすると、武漢全体で返還される遺骨の件数は、6000件×8箇所=48000件ということになる。
では、武漢で新型コロナウイルスで亡くなった人の数は48000人かというと、そこまで単純ではない。
新型コロナウイルス感染で亡くなった人でも、封鎖前には普通に葬儀も行われていたから、その段階でなくなった人の数も計算に入れないといけない。
また火葬によらずに土葬になっている遺体も考慮しないといけない。
さらに焼却された遺体の中には、他の要因で亡くなっている人の数も入っていることも考慮しなければならない。
こうした結果として、中国の独立系の経済学者の「財経冷眼」氏は、武漢市内での新型コロナウイルスでの死者数が5.9万人ではないかと推計した。
これはもちろん武漢だけの数字だ。
「財経冷眼」氏は、中国政府の公式発表に示される「武漢の感染者数」と「中国全土の感染者数」の比率を使って、実際の中国全土の感染者数と死者数を推計してみた。
その結果として、感染者数は121万人、死者数は9.7万人という推計値を出した。
中国の公式統計では、感染者数は8万人程度、死者は3000人程度なので、死者数の現実は30倍以上だったのではないかということになる。
「財経冷眼」氏の推計は、限られた情報に基づいての大雑把なものであり、正確である保証はまったくないけれども、中国の公式統計がいかに当てにならないかを示しているとはいえるだろう。
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ネタ元の大紀元時報の記事
https://www.epochtimes.jp/p/2020/03/53808.html
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