経済

新型肺炎で、企業を閉鎖する余裕はないとブラジル大統領! これは正論!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ブラジルのボルソナロ大統領が、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために取られている封じ込め措置について、激しく非難している。

ブラジルではサンパウロ州やリオデジャネイロ州が企業などの閉鎖処置をすでに取っているが、これが経済に壊滅的な打撃を与えることを問題視しているのだ。

ボルソナロ大統領は、「企業は何も生産していない。従業員に賃金を支払うこともできない。そして経済が破綻すれば、公務員に給与を支払うこともできなくなる。われわれは無秩序に直面する」と述べた。

これに対してブラジル国内のリベラル派からは非難が殺到しているが、ボルソナロ大統領の問題提起は至極もっともだ。

企業に営業休止を求めて、その代償として政府が休業補償を行うような真似は、自国通貨が世界的に通用するハードカレンシーであるか、外貨準備に余裕がないと難しい。

ブラジルの通貨レアルは、この新型コロナウイルスショックで急激に弱くなっている。

ブラジルに投下されてきた資本が一気に回収されているからだ。

経常収支の赤字と莫大な対外債務に苦しんでいるブラジルには、経済を休ませている余裕はない。

政府が休業補償を行うようなぜいたくは許されないのだ。

営業停止だけ命じて、給料は支払われないということになれば、どうなるか。

「スーパーマーケットの略奪といった事態に陥る恐れがある」「ウイルスに加えて無秩序にも直面することになる」とボルソナロ大統領は言うが、まさにそうなるだろう。

「人々を職場に戻し、高齢者や健康上の問題がある人々を守る。それだけだ」とも述べているが、これしか現実的な対応策はないのだ。

感染対策としてそんなやり方で十分なのかといえば、当然そんな訳はない。

若年層でも重体化することは当然あるし、高齢者などへの感染が十分に防げるとは到底考えられない。

それでもその道を選ぶしかないというのが、ブラジルの現実だろう。

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元のAFPBBの記事
https://www.afpbb.com/articles/-/3275363?cx_part=latest

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 銃犯罪の急増と検挙率の急低下! BLM運動で広がる無秩序!(朝香 豊)
  2. 「なんでも批判」を反省しない立憲民主党! 戦前の「批判」政治の過ちを忘れるな!(…
  3. もうこれ以上、静かにしてはいられない! 文在寅政権に対して、アメリカは怒りを隠さ…
  4. TSMCの日本投資は大きなチャンス! 反対論者は日台離反工作に乗せられていないか…
  5. N国党の立花氏が脅迫の疑いで事情聴取! 計算ずくか?

関連記事

  1. 安全保障

    コロナ死亡患者の45%がもともと寝たきり! ずれている政府の対策!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!厚生…

  2. 安全保障

    新型原発「高温ガス炉」が日本を救う! 日本政府は大胆な投資を行え!(松尾 利昭)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!今回…

  3. 安全保障

    借金のかたに中国が銅山を要求か? ザンビア財務相は公式には否定! (朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!新型…

  4. 安全保障

    主要戦略物資は国内生産へ! ナバロ大統領補佐官!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!アメ…

  5. 人権・民主主義

    香港立法会選挙1年延期! 進む中国の切り離し!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!香港…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 安全保障

    中国への技術流出を防げ! あまりに甘い日本の大学!(朝香 豊)
  2. 人権・民主主義

    ドレスデン市は非常事態宣言! 反イスラム運動「PEGIDA」の活動が活発化で!(…
  3. 安全保障

    エストニアは5Gからファーウェイを排除へ! (朝香 豊)
  4. 人権・民主主義

    専門家会議の議事録は完全に不要! なんで筋論を最後まで通さないのか?(朝香 豊)…
  5. 安全保障

    韓国の国家安保室長が「開いた口が塞がらないうそ」をついていると、米軍事専門家が指…
PAGE TOP