安全保障

ついにドイツが対アジア外交を転換! 中国と距離を取る方針へ!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ドイツが新たにまとめたインド・太平洋戦略で、これまでの中国一辺倒の路線を転換し、日本などの共通の価値観を持つ国との関係強化の方向を打ち出したことがわかった。

経済成長を続ける中で、中国が開かれた民主的な市場になっていくとの期待は完全に裏切られた上に、中国に進出したドイツ企業は技術の移転を迫られてきた。

ウイグル人などの激しい弾圧に加えて、香港の国家安全法施行による一国二制度の破壊など、中国との付き合いが難しくなる事態が激しさを増してきた。

自治が奪われた香港

新興国への過剰な貸付により国家主権を脅かすやり方にも警戒心が高まっている。

借金のかたに99年間中国の咀嚼されることになった、スリランカのハンバントタ港

こういう中で中国への反発はドイツ国内でも高まっており、メルケル政権もこれを無視できなくなってきたということだろう。

ドイツはこの指針をもとに、フランスと協議をしてEU全体のインド・太平洋戦略を考えていく方針のようだ。

ただ、ドイツにとって中国は最大の貿易相手国であり、その存在は大きい。

フォルクスワーゲンが世界で生産する車の4割近くは中国市場で売れており、ダイムラー(ベンツ)もBMWも3割近くは中国市場だ。

仮にこれを失うような事態が発生した場合の打撃は絶大である。

一方、ドイツはアメリカとの関係が非常に悪い。

これはメルケル首相がトランプ大統領を嫌っているというだけでなく、ドイツ国民がアメリカを嫌っている要素も強いのである。

ドイツは仮に中国との距離を置くとしても、だからといってアメリカと一緒になるというのは国情として難しい。

そういう点では隘路にはまり込んだ感じもあるのだろう。

その中でも、脱中国に向けてドイツが一歩踏み出したことは評価したい。
 
 
もしよければ、無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元の日経新聞の記事
https://id.nikkeibp.co.jp/lounge/ep/connect/synchronize/?unfinished_list=nikkei.co.jp$https://id.nikkei.co.jp/lounge/auth/single_sign_on/cookie_synchronization.seam&serial_id_flg=true&serial_id_age=7862400&serial_id_value=5585405382&bsca=&authnstate_flg=true&base_domain=id.nikkei.com&log_key=202009090124357681933257895&login_date=20200908184444&ts=1599582275769
Inober.comからの引用画像(ドイツ)
https://inober.com/assets/hr-topics-germany.png-4933d4b959763f0c49a9306f8ad544edb8148f3464c928b25830a22f1e61767d.jpg
Newsweekからの引用画像(自治が奪われた香港)
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/images/world/2020/05/24/2020-05-24T220914Z_1_LYNXMPEG4N0KA_RTROPTP_3_HONGKONG-PROTESTS.jpg
NHKからの引用画像(ハンバントタ港)
https://livedoor.blogimg.jp/new_nippou/imgs/e/d/eda62477.jpg
日経新聞からの引用画像(ドイツ自動車企業の中国依存)
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO6358437008092020EA2001-PN1-2.jpg?auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.2.0&s=ddc066c7c4234b908101048b21215b35

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 予想通り、イランで体制の危機が発生! 政権崩壊まで進む可能性大! (朝香 豊)
  2. 韓国の本当の仮想敵国は日本 これを前提に日本の国防を再構築しよう
  3. 白人の子供たちは無邪気に幼少期をすごしてはいけない! おかしくないか?(朝香 豊…
  4. もうこれ以上、静かにしてはいられない! 文在寅政権に対して、アメリカは怒りを隠さ…
  5. 「なんでも批判」を反省しない立憲民主党! 戦前の「批判」政治の過ちを忘れるな!(…

関連記事

  1. 経済

    中国財政省がドル建て債を60億ドル募集!(朝香 豊)

    中国財政省が60億ドル規模のドル建て債を募集のガイダンスを行っ…

  2. 外交

    中国を念頭に「法に逆行」批判! 南シナ海問題で菅義偉総理!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!菅義…

  3. 経済

    トランプ政権の新型コロナウイルス対策は2兆ドルへ! 日本は??(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!トラ…

  4. 安全保障

    カナダ裁判所がファーウェイCFOの主張を却下! 中国がカナダに「報復」示唆!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!カナ…

  5. 安全保障

    強力な対北朝鮮制裁「ワームビア法」がアメリカで成立へ!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!強力…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 人権・民主主義

    州議会の指示なく動かされた投票用紙! 怪しいマリコパ郡の動き!(朝香 豊)
  2. 安全保障

    米インテリジェンスはウイルス人工説を否定! (朝香 豊)
  3. 安全保障

    歓迎! 日本政府がついに韓国との世論戦に参入方針を示す! (朝香 豊)
  4. 安全保障

    日本旅行のタイ人が新型肺炎に感染! 日本の後手後手対応の帰結!(朝香 豊)
  5. 道理

    ジャパンライフから朝日新聞元幹部が多額の顧問料を受領していた!(朝香 豊)
PAGE TOP