ポンペオ国務長官は、コペンハーゲン民主主義サミットで中国を激しく批判し、ヨーロッパ諸国に民主主義を大切にする見地で結束するように求めた。
ポンペオ国務長官の演説の概略は、以下のようなものだ。
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西側諸国は中国を受け入れていけば、中国に変化が見られるようになると考えてきたが、香港の自由の弾圧や南シナ海の海洋侵略やインドとの国境紛争に見られるように、それは幻想に終わった。
中国はWHOを利用しながら新型コロナウイルスを世界中に広げ、多くの人命を奪っただけでなく、世界経済に多大な損害を与えた。
中国共産党はファーウェイ機器を使うように圧力をかけ、ヨーロッパにある港湾などの重要インフラを買い上げることで、ヨーロッパの主権を侵害している。
同じような中国共産党による侵食は、ヨーロッパだけでなく、全世界的に行われている。
中国の国有企業のあらゆる投資は、疑いの目で見ておかなければならない。
中国がヨーロッパ諸国にアメリカと中国の間の選択を迫っているのは、実はアメリカと中国との選択ではなく、自由と暴政との選択だ。
この選択でどっちつかずの態度を取ることはできない。
独裁に依存する民主主義はその名に値しない。
民主主義は簡単ではなく、適切な管理と絶えざる用心が求められるが、強力なものだ。
我々はファシズムを打ち負かし、冷戦に勝利した。
これに対して独裁体制は弱い。
アメリカはヨーロッパとともに立ち上がる準備はできている。
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アメリカの決然とした姿勢は頼もしい。
自由と暴政の選択で、どっちつかずの態度を取ることはもはやできないというのが、アメリカが放つ強いメッセージだ。
日本の政界人も財界人も、このポンペオ演説のメッセージをしっかりと心に刻むべきだ。
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ネタ元のアメリカ国務省の発表
https://www.state.gov/secretary-michael-r-pompeo-at-the-virtual-copenhagen-democracy-summit/
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