安全保障

コロナ対応の日独差は、何に起因するのか? (朝香 豊)


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新型コロナウイルスの感染と治療に関して、自分の中で非常に疑問に思っていることがある。

それは諸外国と日本との様々な差に関することだ。

特にドイツとの差だ。

ドイツのPCR検査数は4月29日段階で累計254万人を超えている。

日本でも検査人数はようやく増えてきたとはいえ、累計でも未だ14万人ほどに留まっている。

検査の数が多ければ多いほどすごいということではないので、検査を抑制する日本のあり方を否定するつもりは全くない。

だが、現段階では1日15,000件がマックスの検査能力となっていて、これを1日2万件への拡充に向けてさらに取り組みを進めると菅官房長官が4月28日に述べているところからすると、PCRの検査能力の拡充が日本国内ではなかなか進んでいないのは間違いない。

ちなみにドイツは現在週90万件態勢だそうだから、1日で13万件程度の検査ができるキャパを備えていることになる。

とすると、日本の累計の検査数全体を、やる気になればほぼ1日で終わらせられる能力を既に持っているということになる。

日本では検査能力に余裕がないために、検査結果を当人に通知したり、集計結果がまとまるまでにかなりの時間がかかることになっていることを考えると、余裕のあるPCR検査体制の構築がなぜできないかは、日本の弱点を考える材料になりうると思う。

ちなみに、ドイツは特にすごいというイメージがあるかもしれないが、アメリカはすでにPCR検査を600万人以上に行っていて、ロシアが330万人、イタリアが200万人、スペインが93万人、イギリスが76万人…と見ていくと、ドイツに限らず欧米諸国は総じて日本よりも遥かに高い検査キャパを確保して対応していることがわかる。

なぜ日本だけがPCR検査のキャパが思ったように拡充しないのだろうか。

なお、個人的には、PCRよりもCTで判断したほうがより正確で早いのではないかとも思うので、PCRに頼らないやり方でも全然構わないとは思っている。

ただ、現状はPCR検査を中心とする体制になっていて、PCR検査の拡充の必要性が前々から叫ばれているのに、欧米諸国と比べてなかなか進んでいないのは一体なぜなのかという疑問が湧いてしまうのだ。

これがおわかりになる方に、ぜひ教えてもらいたい。

さて、ドイツの感染者数は16万人を超え、死亡者数も6000人を超えている。

ともに日本の10倍を遥かに超える。

なお、ドイツは日本の約2/3の人口であるので、同一人口比で見た場合に、ドイツには日本の17倍の感染者がいて、死者は22倍いることになる。(ジョンズ・ホプキンス大学の5月1日段階のデータによる。)

実に不思議なのは、このドイツにおいて医療崩壊が起こっていないどころか、さらにフランスなどの患者も一部受け入れていることだ。

ちなみにドイツと日本で人口あたりの病床数はほぼ同じだ。(精神病床、介護老人用の病床を除外しての数字だ。)

人口あたりの医師数は確かにドイツは日本の1.8倍程度あるが、登録医のうち24%程度が医業には就いていないので、実質的にはドイツの医師数は日本の1.4倍程度だとみなせる。

1.4倍とはいえ、医師数の面ではドイツの方が余裕があるのは確かだ。

また看護師数も日本に対してドイツは1.1倍で、やや多い。

それでも、日本の17倍の新型コロナウイルス患者が出ても医療崩壊につながっておらず、さらに外部から患者を受け入れる余裕すらあることの説明には、医師数や看護師数の差はまったくもって不十分だろう。

ドイツは巨大病院が多く、こうした巨大病院では外来患者を原則扱っていないのが大きいという話がある。

そのことと関係してだろうが、ドイツにはICU(集中治療室)が人口比で日本の6倍あるという話もある。

このあたりが日本とドイツの決定的な差になっているのだろうか。

それともまだまだ他にも要因があるのだろうか。

いずれにせよ、ドイツの1/17の患者数で医療崩壊しかけていると大騒ぎしなければならない事態というのは、あまりにも情けないではないか。

日本とドイツの差が何に起因しているのか、特に医療関係者の方のご意見を聞きたいと思っている。

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