新型コロナウイルス感染症対策としてのワクチン接種について、「ワクチン接種後に死亡0.003% 米国内で1170件」の情報が独り歩きして、ワクチンにかなりの危険性がはらんだものであるかのような宣伝が広がっている。だが、そのように受け取るとしたら、それは実際とは全く違うと言わざるをえない。
「ワクチン接種後に死亡0.003% 米国内で1170件」の情報は、アメリカのCDC(疾病管理予防センター)が発表しているものであり、間違いはない。
「ならばやっぱり危険なんじゃないか」と思ってしまう人もいるだろうが、「ワクチン接種後に死亡」は単純に時系列として並べただけの話で、「ワクチン接種の副反応として死亡」というのとは全く意味が違う。ワクチン接種後に交通事故に遭って死亡した場合であっても、「ワクチン接種後に死亡」の例の中に入る。アメリカでは高齢者へのワクチン接種が行われており、ワクチン接種後にぜんぜん違う原因で寿命を迎えるケースも多いことを理解した上で、この数字を見るべきだ。
CDCは交通事故などのケースも全て例外なく集めた上で、思いもしない因果関係によって死亡に至ることがあるかもしれないと考え、1170件の死亡事例について1件1件調査を行っている。その中でワクチン接種が原因であるとみなせる可能性のあるパターンは見つかっていないというのがCDCの見解である。
CDCはこのことについて「ワクチン接種後にVAERS(ワクチン有害事象報告システム)に寄せられた死亡の報告例は、ワクチンが死を引き起こしたということを必ずしも意味するものではない」「現在までのところVAERSはCOVID-19ワクチンについて安全性の問題を指し示す死因パターンを検出していない」と書いている。
もしもCDCがワクチンの有害性を隠蔽したいのであれば、ワクチン接種後に死亡した事例が1170件に及び、全体の0.003%に相当するという事実そのものを隠蔽するのではないだろうか。
ちなみに大規模な接種が始まる前の治験段階でも13名の死亡例が確認されている。このうちワクチン投与群は6人、プラセボ(偽薬)投与群は7人であり、ワクチン投与によって死亡率が上がったとは全く言えないだろう。
もちろん少数にアナフィラキシー症状(重篤なアレルギー症状)が出る場合もあることをCDCは認めている。これは100万人あたり2〜5人とされている。そしてアナフィラキシー症状が出た場合に、効果的に直ちに扱える薬剤を用意しているとし、この点について過剰な心配はいらないことを付け加えている。
「ベルまひ」と呼ばれる顔面神経まひの発症についても報告されているが、治験ではワクチン投与群では3人、プラセボ投与群では1人の計4人に症状が現れ、うち3人は自然治癒したとされている。残りの一人がワクチン投与群かプラセボ投与群かは明らかではない。
ただし、接種部位の痛み、疲労感、頭痛などの軽い副反応は当たり前のように一時的に生じることは事前に理解しておいた方がよいだろう。
m-RNAワクチンであることから、遺伝子改変につながるという誤解もあるようだが、m-RNAが細胞の核内に入ることはなく、DNAの改変に影響を及ぼすことはできない上、細胞内でも数日のうちには分解されることは知っておいていいのではないかと思う。
こうした観点から見て、アメリカで接種されているファイザーやモデルナのワクチンについての安全性は担保されていると考えてよいのではないだろうか。
自分が接種するかどうかは自分自身で判断すればいいが、客観的な考察としては安全性に問題があるということにはならないと判断している。
ぜひとも無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)
※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。
www.cdc.govの報告
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/adverse-events.html
コロナワクチンの画像
https://sustainablejapan.jp/wp-content/uploads/2020/12/covid-19.jpg
無料メルマガ
最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!