ドイツのメルケル首相が所属するキリスト教民主同盟(CDU)で、クランプカレンバウアー党首が辞任することを表明した。
メルケル首相自身が、2018年のドイツの地方選で大敗を喫し、この段階で党首を辞任することになったが、その後を継いだクランプカレンバウアー党首も辞任表明したことで、キリスト教民主同盟は大混乱に陥っている。
党内は左右に分裂している。
もっとも対立が激しいのは移民政策で、例えば、テューリンゲン州支部は、党中央部の指示を無視して、不法移民に厳しい姿勢を取る「ドイツのための選択肢(AfD)」と連携し、不法移民への反対を明瞭に示した。
こうした党内の対立状況をうまくコントロールできないことから、クランプカレンバウアー党首は辞任する道を選んだ。
思い切って不法移民に反対する立場に明確に舵を切るか、そもなければ思い切って左右に分裂しないと、CDUは収まりがつかなくなっているように感じる。
メルケル首相は新たな党首を自ら探し出す意向を示したが、反不法移民派を納得させられるようなカリスマを今の党内から見つけるのは、ほぼ不可能であろう。
不法移民に対して明確に反対する態度に変わらないと、CDUがCDUとして生き残るのは難しくなっているといえよう。
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ネタ元のブルームバーグの記事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-10/Q5H9DFT1UM0W01
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