自民党総裁選挙をめぐる二階派の対応に関して、相矛盾する2つの報道が出てきた。
1つは1回目の投票も決選投票もともに「自主投票」にするというものだ。二階派の重鎮である河村建夫元官房長官は「気持ちは一つだが、それぞれの立場を尊重したい」と記者団に語っている。
だがその一方で二階氏は、決選投票となった場合、二階派が結束して対応するかと問われ、「対応したくない人は、出て行ってもらうしかしようがない。ちょっと愚問じゃないかな。こういうプロの世界では」と述べた。つまり、派閥のメンバーには派閥の指示通りに動くことを求めたということになる。
これを整合的に理解しようとすれば、二階派は派を挙げて全員で特定候補にまとめることはしないが、誰がどの候補に投票するかは派閥の指示で決め、その通りに行動させるということだろう。
二階氏は自らの影響力排除を打ち出した岸田氏だけは絶対に許さないという立場であり、1回目の投票で岸田氏が3位になるように票を動かすつもりなのだろう。
二階氏の票読みが正しく当たれば、1位と2位は河野氏と高市氏になるはずだ。そしてこの段階で河野氏が勝てると見れば、河野氏に票を集中させて河野氏を当選させるつもりだろう。とはいえ、二階派の票がゼロでも河野氏が当選する事態にはならないだろうから、河野氏に頭を下げさせて二階派としての取引を行う算段だろう。
河野氏の芽が薄いとみれば、高市氏に多くの票を回すことになる。この時にも高市陣営に対して二階派としての見返りを必ず求めてくるだろう。高市氏は首を縦に振りたくないかもしれないが、そういう場合には安倍前総理が首を縦に振らせる動きに出るのではないか。
こうなると、第1回の投票結果がどうなるかが一番の見ものであるが、河野氏は立憲民主党並の曖昧な政策論や日本端子問題などで人気は下降しており、当初ほどの勢いがないのはよく知られている。
二階派が河野氏を勝たせることよりも、岸田氏を2位にさせないことに力点を入れていると思われることから、二階派から高市氏へ流れる票は割と多めであるのではないかと考えられる。
この結果、第1回の投票で高市氏の勢いが明らかに強いイメージとなる可能性が高く、そうなると二階派は決選投票でも高市氏に対する投票を厚めにする流れに出るのではないだろうか。
二階派の助けを借りるのはシャクなところもあるとしても、こうした流れによって高市総裁が最終的に選出される可能性はかなり広がってきたと言える。
自民党総裁選挙は本当に面白くなってきた。奇跡が生まれるのを楽しみにしようではないか。
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