安全保障

中国は2月段階でワクチン生産! 開発責任の陳薇少将が公言!(朝香 豊)


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中国人民解放軍の生物兵器防衛研究の第一人者である陳薇少将(女性)は、新型コロナウイルスの遺伝子組み換えワクチンが2月26日に生産され、この日は奇しくも彼女の誕生日でもあったと語っていることがわかった。

彼女は以前から中国国内ではちょっとした有名人で、諸外国にどんどんケンカを売りまくる「戦狼外交」の言葉のもとになった映画「戦狼2」においても、彼女をモデルにした陳博士という登場人物が出てくるそうだ。

それはさておき、新型コロナウイルスのせいで中国の武漢が都市封鎖になったのは1月23日で、これを受けて陳薇少将が武漢入りしたのは1月26日だったから、それからちょうど1ヶ月でワクチンを開発したことになる。

中国は3月3日の段階ですでに陳薇少将を含む7人にこのワクチンを接種したとしていた。

3月にこのことを報じたネットニュースに掲載された薬瓶の写真には、ワクチンの製造年月日が2020年2月26日となっていて、当時からことの真偽について物議を醸していた。

開発されたワクチン(記載されている日付に注目)

開発を担当した陳薇少将自身が全国の小中学校向けの放送でこのことを明確に認めた。

さて、この開発スピードは現実的に可能なのだろうか。

陳薇少将が言っているのはおそらく「ワクチン」というよりも「ワクチン候補」であり、安全性が高いとされる不活化ワクチンなのかもしれない。

不活化ワクチンというのは、元のウイルスをバラバラにしたようなもので、接種しても増殖力のないタイプである。それゆえ接種しても安全性が高いとされる。

これであれば、3月3日に接種したというのもわからないでもない。

不活化ワクチンと遺伝子組み換えワクチンというのが両立するのかどうかは、自分にはわからない。

ともあれ、接種しても危険性はないとみなせるワクチン候補がこのスピードでできるかどうかは、私にはわからないが、専門知識のある方にはぜひとも教えてもらいたい。

これに関連して、もうひとつ見逃したくない疑惑がある。

それはこのワクチンの製造を行うカンシノ・バイオロジクスの株価のことだ。

特に材料もないのに、昨年11月下旬から突如上がり始め、12月末には1.5倍に達していたと言われている。(10月頃からの動きもすでに怪しいという見解もある。)

確かにチャートを見ると株価は大きく動いているが、株価を動かすような材料が本当になかったのかどうかは私にはわからない。

仮になかったとしたら、ワクチンはこの騒動が起こる前から準備されており、カンシノ・バイオロジクスが新型コロナウイルスの世界初のワクチン開発企業として将来名乗りを上げることが前提となっていた疑惑が浮上する。

こうなると、ウイルスが武漢の研究所で人工的に作られた可能性に着目したくなる。

そもそも、このウイルスをめぐる中国政府の動きはおかしいことが多すぎる。

例えば、湖北省衛生健康委員会は1月1日の段階で、遺伝子解析会社や研究機構に対し、武漢肺炎患者の検体を検査してはいけないと指示していた。

既存のウイルスサンプルの破棄も命じ、外部へ情報を公開したり関連論文やデータを公表したりすることも禁じた。

国家保健委員会も1月3日に中国全体に向けて同様の指示を出している。

あらためて中国の疑惑が思い返された。
 
 

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the paper.cnからの引用画像(開発されたワクチン)
https://imagecloud.thepaper.cn/thepaper/image/58/803/768.jpg
Financial Timesからの引用画像(カンシノ・バイオロジクス)
https://www.ft.com/__origami/service/image/v2/images/raw/https%3A%2F%2Fs3-ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fpsh-ex-ftnikkei-3937bb4%2Fimages%2F3%2F9%2F8%2F5%2F28955893-3-eng-GB%2FCropped-1598085634RTX7Q236.JPG?source=nar-cms
Trading Viewからの引用画像(カンシノ・バイオロジクスの株価)
https://www.tradingview.com/symbols/SWB-CJH/

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