外交

処理水の海洋放出の問題を、韓国は国際会議で正式議題に取り上げさせる方針!(朝香 豊)

ロンドンにある国際海事機関の本部で開催される国際会議で、福島原発の処理水の海洋放出の問題を正式な議題として取り上げることを、韓国政府は要請した。

これに中国とチリが同意し、引き続き議論したいと表明した。ガーナ出身の議長も、議論する事項ではないと断言できないため、日本に引き続き情報公開を求めていくとした。

これに対して日本は、原発処理水に関し透明性を確保した上で情報を公開すると表明した。

日本政府が情報公開すると表明した事自体は評価するが、後手に回っているという自覚がないことが残念だ。

韓国の主張は荒唐無稽なものだし、そのことに韓国政府自身が気づいていないわけがない。

韓国の狙いは、国際会議の正式な議題にすることで、「日本の福島原発の問題は、こんな国際機関でも正式な議題として取り上げるほどのことなのだ」という宣伝工作に利用するためであることに、未だに日本政府は気がついていないのだろうか。

そういう「事実」の積み重ねによって、処理水の海洋放出が危険なものだという印象操作を作り上げられるという悪意に基づいて、韓国政府は仕掛けているのだ。

韓国政府は気違いなわけではない。国家戦略的に日本をどうやっておとしめるかを真面目に追求しているわけだ。

だから、議論は科学のレベルでの正しさなどではない。

中国やチリやガーナにしても、韓国の主張の荒唐無稽さは恐らく理解しているだろう。理解した上で敢えて理解していないふりをすることで、日本に対する揺さぶりをかけることができ、外交カードとして利用できることを計算に入れているのではないだろうか。その可能性が高いと、個人的には考えている。

こういう外交におけるリアリズムを前提にした対応を日本政府が考えていないことが、大問題なのだ。

韓国政府はひどいが、韓国政府を非難だけしても日本も世界も変わらない。

世界中のマスコミを相手にした情報戦で、どうやれば韓国の主張が荒唐無稽であるのかを示せるのか、どれだけ悪意を持って日本をおとしめようとしているのかを理解させられるのかを、まじめに追及スべきなのである。

ソースとなった朝鮮日報の記事http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/10/2019101080051.html

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