人権・民主主義

韓国で異常判決! 最高裁が壊す法の支配!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

韓国大法院(最高裁判所)がとんでもない判決を下した。

韓国の教職員組合である全国教職員労働組合(全教組)に関する判決だ。

日本の教職員組合である日教組が左巻きであることはよく知られているが、韓国の全教組は日教組が霞むほどの左巻きだ。

全教組は組合員である教師を対象とした「統一学校」で、北朝鮮の歴史書を丸写しにした教材を使っているのが明るみに出たこともある。そのくらい北朝鮮ベッタリの労組なのだ。

この全教組に対して2013年に当時の朴槿恵政権は「法外労組」、つまり労働組合としては非合法だと規定した。

韓国の労働組合法には「労働者でない者の加入を許可する場合は労働組合と見なさない」と規定されているが、全教組はすでに教職員から離れた者を労働組合員とし、組合活動に関わらせていたからだ。

要するに政治活動を専属で行うような活動家に組合活動をやらせていたわけだが、これは労働組合法に違反するから、この状態では合法的な労働組合としては認められないという判断を下したのである。

教職員の労働組合は教職員の待遇改善などに資するべき存在だが、教職員ではない者が組合の中に入り込み、組合員の要求とはかけ離れた政治的主張などを行うようなことがないようにしようというのが、労働組合法の規定の意味だ。

これに猛反発したのが全教組である。全教組は裁判所に提訴し、韓国政府と全面的に争うことにした。

裁判所に集結する全教組組合員

この規定を持つ労働組合法が韓国憲法に違反するのではないかと全教組は提訴したわけだが、これは憲法裁判所で敗訴した。

憲法裁判所とは別に一般の裁判所でも、全教組は政府のあり方は不当だとして争ってきたが、一審・二審も政府の処置は正当であると認定した。

憲法裁判所で労働組合法の規定が合憲であるとされているのであれば、労働組合法に違反した組合のあり方が認められるわけがない。

ところが、韓国大法院はこれまでの憲法裁判所や、一審・二審の判断と全く異なる見解を示した。

この判断が全く意味がわからない。

朴槿恵政権が全教組を非合法だと決めた処置が、労働組合法そのものに基づくものではなく、施行令に基づいているからだというのである。

施行令というのは、法律の内容を円滑に実施するために行政側が定めただけのものだ。

施行令が法律の趣旨に違反していれば、施行令が無効とされるのは当然ありうる話だが、今回はそうではない。

法律の規定に即した施行令に基づいて処置を行ったら、それが無効だというのである。

このありえない判決を韓国大法院が出した。

金命洙韓国大法院院長

ここまで来ると、法の恣意的な運用も極まれリという感じだが、韓国で企業活動を行う場合にはこういうリスクを真面目に考えないといけないということを改めて示したといえる。

韓国進出企業は、このリスクを認識して動いていくべきだろう。
 
 

もしよければ、無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元の朝鮮日報の記事
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/05/2020090580027.html
ネタ画像は日経新聞から(韓国大法院)
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO6008621007062020000003-1.jpg?w=680&h=453&auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&q=100&fit=crop&ixlib=js-1.4.1&s=907537f242940d893201ddfa4478f3f2
画像はハンギョレから(金命洙韓国大法院院長)
https://img.hani.co.kr/imgdb/japan/news/resize/2017/0921/150599780687_20170921.jpg
画像はZNN.jpから(全教組組合員)
https://znn.jp/wp-content/uploads/old-photos/20170710a-1.JPG

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. サウジへの攻撃はハメネイ師の指示か! 私の見立て (朝香 豊)
  2. ファイザーワクチンが南ア変異株に弱いだって? リアルデータから検証しよう!(朝香…
  3. インドで爆発するコロナ感染! 冷淡で信頼を失ったバイデン政権!(朝香 豊)
  4. 習近平体制が崩壊する?? 李克強が路線修正へ!(朝香 豊)
  5. キャリー・ラム行政長官の意味深な発言は、中国政府の思惑に制限をかける狙いかも

関連記事

  1. 道理

    NHKの受信料、テレビなし世帯の負担も検討! 総務省!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!NH…

  2. 人権・民主主義

    学校の反日偏向を告発した高校生が、逆にいじめの対象に! 韓国!(朝香 豊)

    韓国の仁憲高校では、高校3年生150人が高校の反日偏向ぶりを告…

  3. 安全保障

    米連邦最高裁はテキサス州提起の訴訟は却下! 残念!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!実に…

  4. 人権・民主主義

    「斬首競演大会」という名の、駐韓米大使糾弾の集会が本当に開かれた!(朝香 豊)

    人気ブログランキングでの応援、よろしくお願いします!ソウル…

  5. 人権・民主主義

    ギニア政府が国内の中国人全員を拘束! ギニア人を守れ!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!中国…

  6. 人権・民主主義

    北京で住居の「強制退去」に反対! 1万人の市民が署名!(朝香 豊)

    中国北京市昌平区の住民らは、住んでいる住宅が「違法建築」だとし…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 安全保障

    新型ウイルスは人に大いに感染しやすい構造!(朝香 豊)
  2. 安全保障

    サウジへの攻撃はハメネイ師の指示か! 私の見立て (朝香 豊)
  3. 経済

    トランプの4年間はバイデンの50年間に勝る! 黒人活動家が共和党大会で演説!(朝…
  4. 安全保障

    PCR法は信頼できない! ではどうすべきか?(朝香 豊)
  5. 人権・民主主義

    毎日新聞がれいわ新撰組の大石あきこ議員を持ち上げる記事を掲載! 疑われる中核派や…
PAGE TOP