人権・民主主義

拉致問題を教育で扱ってはいけない! 立憲民主党議員の本音!?(朝香 豊)


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立憲民主党所属で摂津市議会のにしたに知美議員が、「拉致問題を教育に持ち込むことを反対しています。拉致被害者の奪還とは別問題です。」とツイートしたことがネット上で話題になっている。

拉致問題が教育現場で教えられることにどういう問題があるのだろうか。北朝鮮に対するネガティブなイメージが広がり、それが在日朝鮮・韓国人に対する差別につながるという論理なのだろうと一応推察してみた。他にも可能性はあるだろうが、この推測が最も穏当なものだと私自身は考えている。

だが、たとえこの推測通りであるとしても、ここには重大な問題がある。

事実そのものを指し示すことが「ヘイト」や「差別」につながるとして問題視する点だ。これは特定の立場を「正しい」と考えた上で、その立場にとって都合の悪い事実を世間に広がらないようにすることを正当化する議論である。このことの重大性にこの議員は気づいていないということなのだろう。

むしろ反対に、我々はいくら不都合であったとしても、事実から目を逸らしてはいけないではないのか。イデオロギーをまずは傍に置いておいて、事実をなるべく客観的に捉えようとすることが正しい手順にとって不可欠であると考える。そしてそういう正しい態度を教育現場で育てていくことも大切ではないかと私は思う。

もちろん事実を知ったことで、拉致事件とは無関係な在日朝鮮・韓国人に対しても差別的な捉え方をする人も出てくることにはなろうだろう。だが、そうした場合の問題は事実そのものを知らせるべきかどうかという問題と区分けして考えるべきではないのか。

さらに言えば、北朝鮮の政府、政治家、マスコミが日本に対して客観的な視線を向けているとはとても思えない現状を、この議員は全く考えていないところも問題である。

例えば1年ほど前に北朝鮮の「祖国平和統一委員会」は「日本は私たちの民族に計り知れない不幸と苦痛を強要した不倶戴天の敵である」「民心を捨てて『関係改善』を請託しひざまずくことは民族反逆であり、親日売国だ」などと書き連ねた記事を上げた。こうしたことがいくらでも行われていることをこの議員は知らないわけはないだろうが、こうした北朝鮮による日本敵視を果たして問題視することを行っているのだろうか。

さて、立憲民主党はこの議員をどのように扱うのだろうか。

立憲民主党は北朝鮮とのつながりをかねてから指摘されている政党である。それゆえになおさら、この議員に対する処分には注目しておきたい。

除名にできないようであれば、党内の意見としてこういう見方を許容する姿勢を立憲民主党が持っていることを認めることになる。それは立憲民主党が根本的には反日的政党であるということを自ら立証するということになるのではないか。

どんな対応を見せるのか、注目しておこう。
  
 
 
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にしたに知美議員のツイート
https://twitter.com/tomominishitani/status/1476905104619933701?s=20
j-castの記事
https://www.j-cast.com/2020/10/27397512.html?p=all

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