安全保障

「新型コロナの流行は中国のせい」は濡れ衣だとし、アメリカを脅す! 中国外交部!(朝香 豊)


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現在アメリカでは、新型コロナウイルスの世界的な感染の広がりは中国のせいだとし、その責任を追及する議論が高まっている。

フロリダ州のバーマン・ロー・グループが、今回の新型コロナウイルスのパンデミックを引き起こした責任は中国政府にあると提訴した。

クレイマン弁護士と保守派団体の「ジャジカル・ウォッチ」も、同様の訴訟を起こした。

米下院のバンクス議員が、中国はこのパンデミックの償いをすべきだとし、中国が保有する米国債を無効にするとか、中国製品に懲罰的な関税を課すなどを、具体例として列挙した。

アメリカの元下院議長のギングリッチ氏も、中国共産党の独裁政権が伝染病の管理の仕方を誤り、情報を隠ぺいしたとして、中国を非難した。

こうした一連の動きに対して、中国外交部の華春瑩報道局長は、「米国にはまだ、中国は新型コロナウイルスが米国で流行した責任を取らなければならないとわめく人がいる。彼らには後ろめたさや恥はないのか?こうした人々は中国に着せるための世界最大の濡れ衣をつくり、中国を最大のスケープゴートにしようとしている。しかし、この濡れ衣は大きすぎて、申し訳ないが着せることはできない」と述べた。

そのうえで、「関係者は中国共産党や中国政府のように、人々の命と安全を最優先とし、政治的な偏見と傲慢を捨て、国際協力やウイルスをめぐる共同対応に注意を向けることを望む」とした。

中国への批判をかわすのに必死なのだろうが、こうした発言がいかにアメリカ人の強烈な反発を受けることになるかは考えていないのだろう。

中国共産党系の通信社の新華社は、「このタイミングで中国がアメリカに報復し、アメリカへの渡航禁止だけでなく、医薬品の戦略的管理やアメリカへの輸出禁止を発表すれば、アメリカは新たなコロナウイルスの海に落ちることになる」とし、アメリカに対して脅すこともいとわない姿勢すら見せた。

これに対して、アメリカのコットン上院議員とギャラガー下院議員は共同で、「医薬品のサプライチェーンを中国依存から脱却させる法案」(the Protecting our Pharmaceutical Supply Chain from China Act)を準備し、議会に提出した。

アメリカと中国のデカップリングは、今後急速に進んでいくものと思われる。

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