未分類

アフリカでも中国離反の動きが! 追い詰められる中国!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

タンザニアは中国から1兆円を借りて行う予定だったバガモヨ港開発プロジェクトの中止を発表した。

キクウェテ前大統領が進めたこのプロジェクトについて、マグフリ大統領は合理性を見い出さなかったからだ。

タンザニアのキクウェテ前大統領

タンザニアには主要港としてダルエスサラーム港がすでに稼働していて、この港湾での取扱量を3倍化できるように500億円を超える費用を掛けて拡張工事を行なっているが、このダルエスサラーム港と開発予定だったバガモヨ港とは60キロほどしか離れていない。

つまり競合するわけだ。

中国側は港建設後の99年のリース権を求め、港が稼働後、港の投資者の選定にタンザニアは介入することができないことになっている。

これにより、中国の人民解放軍が「合法的」に進出できるようにし、港湾を軍事拠点として活用することも考えていると思われる。

その上で、土地税、労働者補償税、技能開発課税、関税、付加価値税の免税を求め、税額計算において港湾事業の損失計上を認めるように要求していた。

さらに港湾稼働後の税の計算、監査はすべて中国当局が行うとしている。

またタンザニアが今後他の港の建設を行うことを認めない姿勢も示した。

タンザニアは港の建設費を負担しながら、港の管理・運営権を奪われ、正当な徴税の権利すら取り上げられ、港の新設の権限も奪われることになる。

マグフリ大統領が内容を知って唖然としたのは当然であろう。

アンゴラでもドスサントス前大統領時代に中国の「債務のワナ」にハマったことから、ロウレンソ大統領が中国との関係を見直し、中国依存の巨大事業の見直しに動いている。

アンゴラのドスサントス大統領(当時)と習近平総書記

アンゴラのロウレンソ大統領

亡くなったザンビアのサタ大統領は、かつてハーバード大学で発表した論文の中で、「植民地時代の欧州による搾取は、中国の搾取と比べれば良性だと考えられる……植民地時代には、社会・経済基盤のための投資が行われていた。だが、中国の投資は地元の人々の幸福を顧みることなく、アフリカからできる限りのものを持ち出すことばかりに力を入れている」と書いている。

ザンビアのマイケル・サタ大統領

中国は政治のトップを抱き込みさえすれば、あとはなんとでもなるものだと思い込んでいる。

つまり、中国国内で成り立つ政治手法が世界中のどこでも成り立つものだと考えて行動している。

これが世界各国で反発を生み、中国への離反が相次ぐ事態となっている。

その動きがアフリカにおいても広がってきているのである。
 
 

もしよければ、無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元のForbesの記事
https://forbesjapan.com/articles/detail/22417
ネタ元のNHKの記事
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190819/k10012040351000.html
NHKからの引用画像(アンゴラのドスサントス大統領(当時)と習近平総書記)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190819/K10012040351_1908191206_1908191316_01_10.jpg
NHKからの引用画像(アンゴラのロウレンソ大統領)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190819/K10012040351_1908191248_1908191316_01_15.jpg
ザンビア在ベルリン大使館からの引用画像(ザンビアのマイケル・サタ大統領)
https://www.zambiaembassy.de/wp-content/uploads/2018/10/SATA1-1058×675.jpg
アフリカビジネス振興サポートネットからの引用画像(タンザニアのキクウェテ前大統領)
https://ab-network.jp/wp-content/uploads/2016/06/Jakaya-Kikwete.jpg
AFPBBからの引用画像(タンザニアのマグフリ大統領)
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/9/e/-/img_9eb87027a83a835d575a93b03bd7d3b2143001.jpg
The Diplomatからの引用画像(China)
https://thediplomat.com/wp-content/uploads/2019/03/sizes/medium/thediplomat-china-flag-crowd.jpg
新華網からの引用画像(人民解放軍)
https://lh3.googleusercontent.com/proxy/THT_ai7rezxFkj-qNQDko7AV-WbMcOlZsm0yHXZnNiFjkqU-rr-D7-3sXxh0UVOrFgXVdCXHqg8zQescanaea5ZxusS5SqKCvFgvcMl8C2dreKTBTFln2g

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 「研究所起源説」をめぐるアメリカ政府内部での攻防! ついに「起源説」が市民権を得…
  2. 台湾で米台国交回復推進決議が全会一致で可決! なんと提案は国民党!(朝香 豊)
  3. 最悪! 安倍・習会談、習近平氏の国賓来日の準備を進めることで一致! (朝香 豊)…
  4. 種苗法改正は必要! 日本の種苗の知的財産を守れ!(朝香 豊)
  5. ショーン・レノンが正論で反日韓国人に反論!

関連記事

  1. 未分類

    オミクロンはワクチン4回接種でも感染防げず! 普通に経済を回すべき!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!…

  2. 未分類

    反論は大歓迎! ただし私の疑問に真摯に答える姿勢を求む!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!月刊…

  3. 未分類

    中国の圧力を受けて、EUが寄稿文から一文を削除していたことが判明!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!中国…

  4. 未分類

    バイデン「黒書」がついに公開へ! トランプーバイデンTV討論の直前!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!民主…

  5. 未分類

    日本の緊急の課題!少子化対策と地球寒冷化への備え(松尾 利昭)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!今回…

  6. 未分類

    立憲民主党で新代表に泉氏が当選! 誰がなっても混乱は必至!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!立憲…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 経済

    韓国企業ピンチ! 世界2大格付け機関が、相次いで韓国企業を大量格下げ方針を示す!…
  2. 外交

    北朝鮮の密漁に対する日露の落差に愕然! ロシアは一度に161人を拘束・連行!(朝…
  3. 人権・民主主義

    バイデン政権発足! 陰謀論から決別を!(朝香 豊)
  4. 安全保障

    「研究所起源説」をめぐるアメリカ政府内部での攻防! ついに「起源説」が市民権を得…
  5. 人権・民主主義

    香港の地下鉄を破壊しているのは、香港警察か? 動画あり!(朝香 豊)
PAGE TOP