韓国には日本のNHKに相当するKBSという放送局がある。
日本と同じように受信料制度で運営されている。日本と若干違うのは、電気料金と一緒に受信料も徴収されているところと、受信料金額が月2500ウォン(約235円)で日本よりはずっと安いことだ。
それでも韓国KBSは職員の半分以上が年収1億ウォン(940万円)以上で、韓国内では相当な高給取りの集団になっている。
KBSには日本のNHKと同様に批判が多いが、これに対してネット掲示板にKBS職員と思われる人物が「KBSに不満を言わないで、能力があるなら入社してみろ」という内容の書き込みを行って反感を買っているのも話題になった。
それはともかく、この韓国KBSが現在受信料の引き上げ方針を打ち出しているのだが、なんとこの受信料の引き上げ計画の一部は北朝鮮の平壌支局の開設計画に宛てられていることがわかった。
「北朝鮮関連の不正確な報道のため社会的に混乱した事例が頻繁に発生している。より正確で客観的な事実を報道するため平壌支局開設が必要だ」で、このための予算が約20億ウォン(約1億8800万円)計上されている。「放送局支局開設は南北関係改善と韓半島(朝鮮半島)の平和というメッセージを国際社会に知らせる劇的かつ象徴的な措置」なのだそうだ。
さらに「平壌開かれた音楽会」と「平壌のど自慢」を開催し、平壌の朝鮮中央歴史博物館が所蔵している遺物数千点を4Kや3Dで記録するドキュメンタリーを制作する事業案を含め、28億4000万ウォン(約2億6600万円)の予算案、さらに「北朝鮮関連取材報道システム強化」のためにも、26億6000万ウォン(約2億5000万円)の予算案も別途策定している。
北朝鮮のプロパガンダがさらに浸透するとともに、「取材費」名目に韓国のお金を北朝鮮に流すことも考えているのではないだろうか。
文在寅政権がいかにも考えそうなことであるが、これは国連決議違反にならないのだろうか。
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KBSの画像
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