7月7日の未明に、ハイチのモイーズ大統領が「米麻薬取締局(DEA)の職員」を装った身元不明の武装集団に襲撃され、殺された。ハイチ警察は容疑者4人を殺害し、17人を拘束したと発表した。シャルル国家警察長官は、犯行は計28人の外国人武装グループによって実行され、まだ8人が逃げていると発表している。
拘束した17のうち11人は在ハイチ台湾大使館に「逃げ込んだ」と報道されているが、台湾外交部(外務省)は現地大使館の敷地に武装グループが侵入しているのを警備担当者が発見してハイチ警察に通報したと発表している。通報を受けたハイチ当局が全員を拘束した。大使館の窓やドアが破壊されたが、盗難被害はないという。
ハイチは昨年から議会が機能不全に陥り、今年2月にはクーデター未遂が起き、国家警察幹部を含む23人が逮捕されるなど、政治や社会の混乱が続いている。マルテリー前大統領派とモイーズ大統領派の対立が激化しているためである。ジョセフ暫定首相は「非人道的で野蛮な行為」を非難し、2週間の「非常事態」を宣言して空港を閉鎖した。
ハイチは台湾の主権を認め、台湾との緊密な協力を保っている数少ない国の1つである。もちろんハイチにも中国は様々な影響力行使を行ってきた。中国は高額で無利子の融資の申し出も行って、台湾との関係を断つことをハイチに求めてきた。だがモイーズ大統領は台湾との関係を捨てるつもりはないとの主張を行ってきた。
駐ハイチ米大使のエドモン氏は武装集団の犯人像について「よく訓練されたプロの集団だ」との見解を示した。ハイチの公用語はフランス語とクレオール語だが、武装集団はスペイン語や英語を話していたという。問題はこの外国人傭兵部隊を雇っていたのは誰かという点である。
モイーズ大統領の追い落としをマルテリー前大統領派が絡んでいるのはほぼ確実だろうが、そこに中国政府が絡んでいた可能性も当然考えるべきではないだろうか。
ハイチ政府の要請を受け、バイデン政権は連邦捜査局(FBI)や国土安全保障省(DHS)の当局者を派遣すると表明した。ハイチ側は米軍の派遣も要請したようだが、これについてはバイデン政権は「現時点では派遣の予定はない」としている。
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モイーズ大統領の画像
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