安全保障

英国防委員会がファーウェイの早期排除を提言! ドイツも反中に舵を切る!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

イギリス議会の国防委員会はファーウェイと中国政府の癒着の明確な証拠を入手したとの報告書を発表し、5G網からファーウェイ製品の排除を命じたジョンソン首相の決断を全面的に支持した。

証拠の詳細については非公表とした上で、安全保障上の懸念を強く表明した。

さらに2027年までにファーウェイ製品の完全撤去を謳ったジョンソン首相の決定をさらに2年前倒しし、2025年までの完全撤去を求めている。

国防委員会のエルウッド委員長は「短期的な技術的進歩のために国家の安全保障を犠牲にするべきではない」と述べ、中国に対抗するために主要な西側諸国が団結することを求めた。

またエルウッド委員長は、現在の法規制には抜け道が存在するため、ファーウェイなどの企業から国家の安全を守るためには、新たに通信セキュリティ法案を年内に策定する必要があるとも述べた。

親中的姿勢を見せてきたドイツにも変化が表れた。

9月2日にドイツ政府は「アジア太平洋ガイドライン」を採択し、日本が提唱してきた「開かれたインド太平洋」構想と歩調を合わせる姿勢に転じた。

9月14日に開かれたEUと中国とのオンライン形式での首脳会談には、ドイツのメルケル首相も参加したが、習近平総書記は香港やウイグルの問題を「内政干渉」であると突っぱね、「人権の先生はいらない」とEU側に激しく反発した。これにより、中国とEUとの投資協定は締結に至らなかった。

10月6日に国連で開かれた人権会議では、民主主義国の39カ国を代表する形で、ドイツのホイスゲン国連大使がウイグルの人権状況および最近の香港の動きに深刻な懸念を表明した。

39カ国の外交官らは、中国の人権侵害を批判する声明に署名することに対する中国の圧力・恫喝が激しいものだったことを明らかにした。

当然声明をまとめたドイツにも激しい圧力があったことが予想されるが、ドイツはこの声明を主導する立場を維持したことになる。

ヨーロッパで中国に厳しい態度を示しているイギリス、フランスに、ドイツも続いた形となり、ヨーロッパの対中国政策は大きな転換を迎えることになるだろう。
 
 

無料のメルマガの登録をぜひともお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元の英国議会の国防委員会の報告書
https://committees.parliament.uk/committee/24/defence-committee/news/119865/the-security-of-5g-we-must-not-surrender-our-national-security-for-the-sake-of-shortterm-technological-development/
ネタ元の日経新聞の記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63843360V10C20A9FF1000/
ネタ元の大紀元時報の記事
https://www.epochtimes.jp/p/2020/10/63155.html
Independentからの引用画像(エルウッド国防委員長)
https://static.independent.co.uk/s3fs-public/thumbnails/image/2017/05/30/20/tobias-ellwood-walk.jpg?width=1200
画像はInober.comから(ドイツ)
https://inober.com/assets/hr-topics-germany.png-4933d4b959763f0c49a9306f8ad544edb8148f3464c928b25830a22f1e61767d.jpg
Expressからの引用画像(英ジョンソン首相とファーウェイ)
https://cdn.images.express.co.uk/img/dynamic/1/590x/ctp-video-boris-johnson-boris-johnson-news-Donald-trump-trump-news-trump-latest-Huawei-china-ccp-1309344.jpg?r=1594731665760
Doers Empireからの引用画像(ファーウェイ禁止)
https://www.doersempire.com/wp-content/uploads/2019/06/Huawei-ban-in-US.jpg
画像はRights Corridorからの引用画像(ドイツのホイスゲン国連大使)
https://rightscorridor.com/wp-content/uploads/2020/10/Ambassador-Christoph-Heusgen-of-Germany-issued-the-statement-on-behalf-of-the-33-countries-to-the-UN-General-Assembly’s-Third-Committee-Photo-The-German-Times-2-1.jpg

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. ウクライナ機は撃墜か! イラン危機!(朝香 豊)
  2. インドで爆発するコロナ感染! 冷淡で信頼を失ったバイデン政権!(朝香 豊)
  3. 最悪! 安倍・習会談、習近平氏の国賓来日の準備を進めることで一致! (朝香 豊)…
  4. 進む日台離反工作! 工作に乗せられていないか、冷静に考え直そう!(朝香 豊)
  5. 台湾で米台国交回復推進決議が全会一致で可決! なんと提案は国民党!(朝香 豊)

関連記事

  1. 安全保障

    新型コロナウイルスは生物兵器として開発された可能性が!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!全米…

  2. 安全保障

    カナダ、中国との自由貿易交渉中止へ! 「威圧外交」で!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!…

  3. 安全保障

    「ウクライナ側は善、ロシア側は悪」は間違いか? 両者を公正に判断せよ!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!ウク…

  4. 人権・民主主義

    トランプの不当圧力記事は誤報! ワシントン・ポストが訂正記事!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!アメ…

  5. 人権・民主主義

    中国の「臓器移植の闇」で、広東省の警官が実名で告発!(朝香 豊)

    人気ブログランキングでの応援、よろしくお願いします!中国の…

  6. 人権・民主主義

    香港の地下鉄を破壊しているのは、香港警察か? 動画あり!(朝香 豊)

    香港でよく発生する「黒衣暴徒」による地下鉄破壊活動においては、…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 安全保障

    米国務省の高官4人が続々韓国入り! 文政権に厳しい要求を突きつける!(朝香 豊)…
  2. 人権・民主主義

    命ある限り体制批判を続けていく! 清華大学の許章潤教授!(朝香 豊)
  3. 人権・民主主義

    購入したコートから中国の囚人IDカードが見つかる! 北京五輪への疑問を提起!(朝…
  4. 経済

    ソフトバンク、ピンチ! WeWorkはキャッシュ枯渇か?(朝香 豊)
  5. 安全保障

    おっとビックリ! 尖閣列島に米軍基地構想!(朝香 豊)
PAGE TOP