スエズ運河で座礁して国際海運をかき乱すことになったエバーギブン号について、ヒラリー・クリントンが絡んだ人身売買用の子供が7000人も載せられていたという怪情報が流れている。
エバーギブン号の操船会社は台湾のエバーグリーン(長栄海運)だが、この「エバーグリーン」がヒラリー・クリントンのコードネームであるとか、エバーギブン号のコールサインが”H3RC”で、”Hillary Rodham Clinton” を意味する”HRC”と近似するといった話が飛んでいて、エバーグリーンという会社そのものがそもそも信用できないというところまで話は及んでいる。
ところでこうしたうわさ話を広げている人たちは、台湾のエバーグリーンの創業者の張榮發氏が2011年の東日本大震災の時に10億円を寄付した方であることを知っているのだろうか。日本への援助物資や国際救援要員を運ぶ際に自社の船を無償で動員してくれたことを知っているのだろうか。日本統治時代に学んだ人としての生き方を伝えたいということで、『道徳』という月刊誌をずっと発行されてきた方だというのは知っているのだろうか。
そういう善良そうな顔を一方でしながら、他方では人身売買にも関わっているということもありうるかもしれないが、疑いを挟むのは相当に慎重に行うべきではないのか。
7000人もの子供を載せていたのであれば、エジプト政府が臨検した際に当然ながら発覚するはずだが、そうした話は全く上がっていない。
こうした陰謀論が、日本と台湾との分断工作に使われている可能性はないだろうか。
エバーギブン号にはぐるぐる回るような謎の航跡を描いたなどの疑問があるのは確かで、それはそれできちんと解明されなければならない。だが、そうした怪しさは7000人もの子供を人身売買で運んでいるという怪しさとは明らかに別のことであり、区別をしなければならないのではないか。
世の中に陰謀が溢れているのは事実だが、それでも語られる陰謀論の大半は嘘っぱちであり、陰謀論の臭いのするものには慎重であるべきだというのが、私のスタンスである。
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エバーギブン号の画像
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