11月初めに韓国政府が、亡命意思を表明した北朝鮮の船員2人を、即座に北朝鮮へ強制送還した事件があった。
この2人が北朝鮮で即座にどんなに残忍な形で殺されていても、不思議ではないだろう。
この点を踏まえて、この件を調査している国連のキンタナ北朝鮮人権特別報告官は「韓国政府が行ったことは明確に国際法と国際規範に背く」と語った。
実はキンタナ報告官は、11月末から12月初めに訪韓しての現場調査を行おうとしたのだが、韓国政府が「関連する当局者は全員ほかの日程がある」とし、調査に全く協力しなかったことを明らかにした。
なお、韓国政府は、2人が「凶悪犯」だから送還したとしている。
これに対して、キンタナ報告官は「全ての人は、犯罪の嫌疑や犯罪行為とは関係なしに、虐待・不法拘禁されかねない国へ送還されてはならないという強制送還禁止原則が適用される」ことを挙げ、事件後に韓国政府に送った「書簡でこの点を強く提起した」と語った。
キンタナ報告官はさらに、歴代の韓国政府が中国政府による脱北者の北朝鮮への強制送還を非難し、強制送還禁止原則を尊重すべきだという立場にずっと立ってきたことを挙げ、「今回の送還は、それと矛盾する」と指摘した。
キンタナ報告官は今回の件について「韓国政府は国連と相談せず、私とも相談しなかった」、「基本権について何らの尊重もなく、わずか数日でそのままあの人々を(北朝鮮へ)送ってしまった」、「人間の基本権が係ることであれば、秘密に付したり、(南北)両政府の間でのみ行われたりしてはならない」、「透明に、一般の人々に公開されなければならず、責任者は問責されるべき」などとも述べた。
哀れな国だ。
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これのネタ元の朝鮮日報の記事
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/11/2020011180012.html
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