アトランタである黒人が警官が所持するスタンガンを奪って逃走した。
黒人がこの警官にこのスタンガンを向けてきたので、警官は拳銃で対抗した。
どうやら撃ちところが悪く、この黒人は死亡した。
この「不祥事」の責任をとって、アトランタの警察署長が辞任した。
アトランタ警察が改革の見本となることを願ってとのことだそうだが、ありえない話だろう。
この黒人はウェンディーズのドライブスルーで車の中で寝てしまったようだ。
それで警察に通報され、アルコール検査を受けさせられた。
アウトの判定が出た後で逮捕しようとしたら、暴れて逃げたわけだ。
本来ならこの経緯を丁寧に伝えさえすれば、警官に大きな非がなく、いたずらに黒人の命を軽視したものとは言えないのも明らかだろう。
だが、今の異常な空気感では、そうした道理が通らず、警察署長が辞任をしなければならなくなったりする。
そしてここにこの運動の真の狙いがある。
暴動を起こしても、治安維持のために警察などがその実力を存分に使うことができないようにするということであろう。
左派は資本主義体制の国家権力が悪の根源だと考えていて、警察や軍隊の弱体化が彼らにとっての善だと思っている。
彼らがそう考えるのは、資本主義体制は資本家が支配する社会であり、資本家の利益を擁護するためのものだと捉えているからだ。
建前としての平等を押し出すことによって、結果としての不平等を覆い隠している邪悪な体制が資本主義なのであり、結果としての平等を実現するためには、資本主義は不適切な制度であるとの認識が、彼らの中にあるわけだ。
かれらにとって「黒人の命」は実は大切なものなのではなく、警察の力を弱めるための「ネタ」にすぎない。
だからこの運動を、「警察解体」の方向に持っていこうとし、その方向で国民を煽ることになる。
この流れに迎合するのが正しいのか、毅然と立ち向かうのが正しいのかは、明らかだろう。
私がこの動きが当面はトランプ大統領に対する逆風となっていても、最終的にはトランプ大統領を支持する流れにつながると思っているのは、まさにこの点にある。
この構図に最終的に気付かないほど、アメリカ国民は愚かではないだろう。
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ネタ元のNPRの記事
https://www.npr.org/sections/live-updates-protests-for-racial-justice/2020/06/13/876635081/atlanta-police-chief-resigns-after-police-shoot-and-kill-black-man
画像も同記事から
https://media.npr.org/assets/img/2020/06/13/gettyimages-1091593868_wide-199500ee2611eba2b2487c610712cd43c5e35fa2-s800-c85.jpg
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