「黒人の命は大切」(BLM : Black Lives Matter)運動の活動家で作家のショウン・キング氏は、この運動の参加者にイエス・キリストの像を引き倒すことを呼びかけた。
彼の主張によると、白人姿のイエス・キリスト像は「白人至上主義」の表れだそうだ。
だが、それは本当にそうなのだろうか。
確かにイエス・キリストはそもそも白人ではない。
彼はユダ族に属する人物であり、白人の姿をしたキリストというのは、その意味では真実を示しているとは言えない。
だが、キリスト教が白人社会の中で広まり、その中で長い歴史を経てきたのは確かであり、その中で白人文化の側面を備えていったのは、いわば自然なことでもあっただろう。
土着の文化がそれぞれの民族性を持つのは、当然のことだ。
そうした民族性を帯びた文化の存在を、人種差別につながりうるものだとして否定するのが、果たして正しいのだろうか。
キリスト教の出発点はユダヤ教の一派であり、もともとは偶像崇拝を禁じているというそもそも論にも一理ある。
その立場からすれば、キリストの像があるということ自体がありえないことだろう。
だが、そういう「正しさ」を巡って、カトリックとプロテスタントの間で激しい戦争を繰り返した歴史があったことを忘れてはならない。
この歴史を通じて、それぞれのあり方を認め、一方の「正しさ」を相手に押し付けないことの意味を理解したのではなかったか。
共産主義にせよ、BLM運動にせよ、「リベラル」派にせよ、自分たちが信じた「正しさ」を、何とか他者にも押し付けたいという欲求が動機になっている。
その押し付けが対立を生み、平和に至らないことを、我々は理解すべきではないか。
キリストの像を見て、自らの信仰を確認している人たちの気持ちなど、ショウン・キング氏にはどうでもいいことのようだが、そうした姿勢が平穏な日常の暮らしを破壊することにつながることを、理解すべきではないかと考える。
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ネタ元のThe Sunの記事
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