「中国製リニアモーターカー」が、時速600キロの試験走行に成功した。
JR東海が2015年の試験走行で出した603キロと事実上並んだと言える。
ところで、このリニアモーターカーの開発を主導した技術者は、日本のリニアモーターカーの開発を行ってきた技術者たちであったということは知っているだろうか。
日本では「用済み」となった技術者たちを、中国が高い給料を保証してごっそりと引き抜いて作ったのが、この「中国製リニアモーターカー」だ。
今後世界に、このリニアモーターカーを中国が売り出していくのは確実だろう。
中国国内においても、民生用としてだけではなく、軍事的にも大いに活用されることだろう。
ここには今の日本の問題点が凝縮されているように感じる。
国家と個人を対立的に捉える左派的なイデオロギーが広がっていること
国家的な長期的なビジョンを描き、その実現に邁進するような国家のあり方を否定していること
どこで何をやっても自由という風潮が広がっていること
国内で開発された技術を、絶対に保護しなければならない知的財産だという意識が弱く、未だに知財保護規定が弱いこと
緊縮財政路線のもとで、技術者や研究者が思い切って技術開発・研究開発に邁進できる環境に背を向けてきたこと
中国という国家の恐ろしさを正確に伝えることが、平和的ではないかのように考えていること、などなどだ。
福島原発事故後の原子力技術者叩きによって、日本の優秀な原子力技術者も中国や韓国に渡っていった。
家電の技術者もどんどん中国や韓国に渡ってしまい、パナソニックでは今や中国人技術者が技術の中心に位置し、本社機能を中国に移すことまで考えている。
誤った政策の累積的なツケが、今次々と日本の危機となって表面化している。
その象徴が、この「中国製リニアモーターカー」の開発である。
さて、日本の技術者がごっそり引き抜かれた結果だということを、日本のマスコミは報じるのだろうか。
これだけ中国が問題ある国だとわかってきているのに、そういう期待が全くできないのが実に悲しい話だ。
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