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バイデン政権は全体主義へ! クリントンのアドバイザーも指摘!(朝香 豊)


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1996年のビル・クリントンの大統領選挙のアドバイザーを務めたナオミ・ウルフ氏が、Foxニュースのタッカー・カールソンの番組に登場し、アメリカが徐々に全体主義国家に向かっているとの考えを示した。

彼女は経歴からもわかるリベラル派の人間であり、今回の大統領選挙でもバイデンに投票した人間だが、現在のバイデン政権や民主党のクオモ知事の率いるニューヨーク州の動きには危険なものを感じている。

「ニューヨーク州はビジネスを押しつぶし、憲法修正第一条が保障する礼拝のための自由な集会を禁じ、わたしたちの体の中に侵入している。移動は制限され、違反すれば罰金まで課される。これは憲法修正第四条に違反する。こうした憲法違反行為は続々と続いている」と述べた。

彼女は以前に、独裁者になりそうな人物が民主主義を終わらせたい時に取るであろう10のステップについての本を著したことがある。彼女は現在アメリカが「ステップ10」に向かっていると考えている。「ステップ10」は法の支配の停止であり、アメリカは今この地点に向かっているというのが、彼女の認識である。

独裁者は企業の力と政府の力を統合していくが、これは20世紀の全体主義的なファシズムをまさに特徴づけるものであり、その中でショックと恐怖を植え付けられると、人間は正常な判断ができなくなる。独裁者は緊急命令を発令して、わたしたちの財産権、集会の自由、信仰の自由といった憲法が保障するあらゆる権利を奪い取るのだと、彼女は指摘する。

「これは党派的な問題ではない」「憲法を守るために、右も左も力を合わせるべきだ」「歴史が教えるところでは、まだ小さいうちは戦えるが、大きくなると戦うのが困難になる。そうならないうちに私たちは目覚めるべきだ」と彼女は語った。

さて、ナオミ・ウルフ氏が指摘していることはアメリカだけに限る話だろうか。日本ではマスコミと野党が連動する形なので、アメリカとは違った形にはなっているが、彼らが作り出す非合理な声に政権が妥協することが常に図られる。それによって日本も生きにくい社会にどんどんとはまり込んでいる。そういう意識を持ちながら、彼女の指摘を我々も受け止めるべきではないだろうか。
 
 
 
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