サッカーの中国スーパーリーグ王者の江蘇FCが「運営停止」を発表した。江蘇FCの親会社はラオックスを買収したことでも知られる蘇寧だが、蘇寧の経営の行き詰まりの影響をもろに受けた形になる。中国のEC企業第4位の蘇寧易購も先日国家に買収されて国有化した。
「運営停止」を発表した江蘇FCは、「コントロールできない複数の要素が重なった」ことを理由に挙げ、「クラブの将来の成長に関心を持つグループを、引き続き広範囲で探している」と説明している。つまり、買い手をずっと探しているが、見つからない状態なのである。
中国サッカー界は近年、海外の選手や指揮官の獲得に巨額の資金を投じて世界のトップを目指してきたが、全体的に財政難に直面していると見られる。中国スーパーリーグでは、他に天津津門虎も近日中に解散する可能性があるとされている。
なお蘇寧はイタリア・セリエAの強豪インテルも所有しているため、こちらも身売りされる公算が強まった。
蘇寧は中国最大の不動産ディベロッパーである恒大集団の経営悪化を受けて、これの支援を中国政府に求められ、財務的に苦しくなった。蘇寧が恒大に貸した200億元(3200億円)は返済不能となり、恒大への株式へと転換された。これにより蘇寧はこの200億元の回収ができなくなってしまったのである。
表面的な破綻を回避するために繰り出される様々な弥縫策によって、中国経済はどんどんと傷口を広げている。そしてこんな中国経済の構図に世界が気づいた時に、その完全な崩壊が始まる。これについては私の近著「それでも習近平が中国経済を崩壊させる」(3月12日発売開始)に詳しく書いてあるので、ぜひお読みいただきたい。
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