経済

江蘇FCが運営停止! 「蘇寧」の危機は中国の経済危機の縮図!(朝香豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

サッカーの中国スーパーリーグ王者の江蘇FCが「運営停止」を発表した。江蘇FCの親会社はラオックスを買収したことでも知られる蘇寧だが、蘇寧の経営の行き詰まりの影響をもろに受けた形になる。中国のEC企業第4位の蘇寧易購も先日国家に買収されて国有化した。

「運営停止」を発表した江蘇FCは、「コントロールできない複数の要素が重なった」ことを理由に挙げ、「クラブの将来の成長に関心を持つグループを、引き続き広範囲で探している」と説明している。つまり、買い手をずっと探しているが、見つからない状態なのである。

中国サッカー界は近年、海外の選手や指揮官の獲得に巨額の資金を投じて世界のトップを目指してきたが、全体的に財政難に直面していると見られる。中国スーパーリーグでは、他に天津津門虎も近日中に解散する可能性があるとされている。

なお蘇寧はイタリア・セリエAの強豪インテルも所有しているため、こちらも身売りされる公算が強まった。

蘇寧は中国最大の不動産ディベロッパーである恒大集団の経営悪化を受けて、これの支援を中国政府に求められ、財務的に苦しくなった。蘇寧が恒大に貸した200億元(3200億円)は返済不能となり、恒大への株式へと転換された。これにより蘇寧はこの200億元の回収ができなくなってしまったのである。

表面的な破綻を回避するために繰り出される様々な弥縫策によって、中国経済はどんどんと傷口を広げている。そしてこんな中国経済の構図に世界が気づいた時に、その完全な崩壊が始まる。これについては私の近著「それでも習近平が中国経済を崩壊させる」(3月12日発売開始)に詳しく書いてあるので、ぜひお読みいただきたい。
https://www.amazon.co.jp/dp/4898318347
 
 
 
ぜひとも無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いNBCします!

www.afpbb.comの記事
https://www.afpbb.com/articles/-/3334050?cx_part=latest
蘇寧易購の画像
https://36kr.jp/media/wp-content/uploads/2020/01/Suning.com-Shutterstock-M-Size-2.jpg

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 中国が武漢P4からフランスを排除していた! 騙されたフランス!(朝香 豊)
  2. 台湾で米台国交回復推進決議が全会一致で可決! なんと提案は国民党!(朝香 豊)
  3. もうこれ以上、静かにしてはいられない! 文在寅政権に対して、アメリカは怒りを隠さ…
  4. TSMCの日本投資は大きなチャンス! 反対論者は日台離反工作に乗せられていないか…
  5. 「表現の不自由展」を支援するよう求める社説掲載! 朝日新聞!(朝香 豊)

関連記事

  1. 経済

    ファーウェイに対する中国政府からの補助金は8兆円超かも!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!ファ…

  2. 安全保障

    習近平がWHOに口止めを要請! ドイツ諜報機関が暴露!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!ドイ…

  3. 経済

    万国郵便連合からのアメリカの脱退は寸前で回避! (朝香 豊)

    小型国際郵便の料金の設定の仕方がおかしいとし、万国郵便連合から…

  4. 経済

    「歴史的合意」」なのに、石油価格は低迷を続ける! 壊れる世界経済!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!サウ…

  5. 経済

    外出規制にさらなる強化! これって本当に正しいのか?(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!休業…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 安全保障

    アメリカがギリシャ北部の港の民営化に積極的な動き! 中国牽制のためか?(朝香 豊…
  2. 中国

    新型肺炎治療に抗HIV薬が有効か! 試用始まる!(朝香 豊)
  3. 安全保障

    日本政府は中国のダンピングを止めるべき! 中国製EVバスの危険!(朝香 豊)
  4. 経済

    中国の国策金融機関の社債が大暴落! 崩れる中国経済!(朝香豊)
  5. 外交

    韓国与党の放射性物質マップ、やはりデータ改竄していたことが発覚!(朝香 豊)
PAGE TOP