新型コロナウイルスに関してフェーズが変わってきたことから、厚労省は16日の夕方から感染症の専門家などを集めた会議を開いた。
写真を見ると、参加人数は20人くらいで、はっきり言って多すぎる印象だった。
会議の結果、「国内の感染が発生早期で、さらに進行していくと考えられる」という共通認識を確認したそうだが、そんなものは会議を開く前からわかっていたことで、いちいち確認することでもなかっただろう。
感染拡大を抑えるため、テレワークや時差出勤の促進や、不要不急の会合の自粛などを呼びかけていくとの結論を得たらしいが、そんなことは会議を開かずに、厚生労働大臣の一声で、とっくの昔に要請しておくべきことだったのではないだろうか。
加藤厚生労働大臣は、「高齢者や基礎疾患のある方は人混みをできるだけ避けてもらいたい」とかって、当たり前すぎないか。
専門家会議と言いながら、専門家でないとわからないような高度で具体的な話がぜんぜん出てこず、素人でも「常識」としてわかりそうなことしか言っていない。
日本政府のやることだから、こんなもんだろうなとは内心思っていたが、予想を裏切らない残念な結果だ。
厚労省内で当面の目安をまとめて17日中に公表するとのことだが、どうして目安をまとめてから専門家会議を開いて、さらに詰めていくということをしないのか。
ということは、今回の専門階会議では、たたき台なしに、なんとなく「議論」を進めたということなのだろう。
この段階に至っても、フェーズが進んでいくに従ってどんな指針で進めていくかについての事前準備が、厚労省の側にはまるでなかったことに、やはりとは思いつつ、失望した。
「国内の医療資源を結集して連携の強化を図りながら、国民に安心してもらえるよう感染症対応に万全を期していきたい」って、この後手後手ぶりが「万全を期する」というところから大きく逸脱しているってことに、まだ気付いていないのだろうか。
一刻を争う時間との戦いなんだという自覚が、厚労省にも官邸にもまるでないのは、大いなる不幸だ。
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