道理

スウェーデン検察、自国の元在中国大使を「外国勢力との不当交渉」で起訴!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

リンドステット氏は、在中国大使を務めていたスウェーデン人だ。

スウェーデン検察はこのリンドステット氏を外交官のガイドラインに違反したとして起訴した。

この事件には、香港の銅鑼湾書店が大きく関係している。

銅鑼湾書店は中国本土では禁書扱いされる本を販売する香港の書店だ。(ただし、ここ数年は閉鎖中。)

この書店の関係者が相次いで中国本土に拉致されたことが、今回の香港の逃亡犯条例で香港人に火を付けた背景の1つになっている。

桂民海氏はこの銅鑼湾書店の経営者の1人で、スウェーデン国籍を持つ。

桂民海氏は自らの身の安全を確保するために、スウェーデン国籍を取得したのだろう。

だが、スウェーデン人となった桂民海氏に対しても、中国政府は2度にわたって拉致を行い、現在も行方不明状態になっている。

2度目の拉致は、中国国内の電車の車中で行われ、同行していたスウェーデンの上海領事館の職員2人を無視する形で、私服警官に連れ去られた。

イギリスに留学していた桂民海氏の娘は、父親が拉致されたことに関して、自身のSNSで情報発信をし、各国政府にも働きかけるなど、精力的に動いていた。

この娘に在中国大使であるリンドステット氏が接近し、リンドステット氏の仲介で「父親の釈放に手助けする」ために中国人ビジネスマンらと面会することになった。

中国人ビジネスマンらは、娘に対して報道機関の取材の受け入れを拒否し、ソーシャルメディアでの発信も停止するよう要求してきた。

同席したリンドステット氏も「これ以上活動すれば、中国はスウェーデンに制裁を加えるかもしれない」とし、中国側の言うことを聞かないとスウェーデン政府も迷惑を被ることになりかねないと、圧力を加えた。

こうしたこともあって、娘は面会がスウェーデン政府の同意のもとに開かれたものだと思ったわけだが、この要求はやはり受け入れられないとして拒否した。

「父が釈放される『かもしれない』というあいまいな約束と引き換えに、黙っているつもりはない。脅迫、暴言、賄賂、甘い言葉などでは、状況は変わらない」と、娘は自分のブログに記載している。

その後、ことの顛末を知ることになったスウェーデン政府が、リンドステット氏を呼び戻すことになった。

この面会はスウェーデン政府の許可を得ているものではないのに、そのような体裁を与え、娘に不当な圧力を加えていたことが問題視されたのだ。

スウェーデン政府の原則的な態度を、日本政府にも学んでもらいたい。

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元の大紀元時報の記事
https://www.epochtimes.jp/p/2019/12/49807.html
画像はsvt NYHETERの記事から
https://www.svt.se/nyheter/inrikes/atal-vacks-mot-ex-ambassador-anna-lindstedt
https://www.svtstatic.se/image/wide/992/23424058/1566818600?quality=70&format=auto

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 銃犯罪の急増と検挙率の急低下! BLM運動で広がる無秩序!(朝香 豊)
  2. 「研究所起源説」をめぐるアメリカ政府内部での攻防! ついに「起源説」が市民権を得…
  3. 韓国の本当の仮想敵国は日本 これを前提に日本の国防を再構築しよう
  4. インドで爆発するコロナ感染! 冷淡で信頼を失ったバイデン政権!(朝香 豊)
  5. もうこれ以上、静かにしてはいられない! 文在寅政権に対して、アメリカは怒りを隠さ…

関連記事

  1. 安全保障

    中国の投資会社の株式を未だに保有! ハンター・バイデン!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!バイ…

  2. 人権・民主主義

    「日本の尊厳と国益を護る会」が、習近平国賓に反対の意見書提出!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!自民…

  3. 外交

    中国を念頭に「法に逆行」批判! 南シナ海問題で菅義偉総理!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!菅義…

  4. 外交

    スリランカが脱中国化! 国際空港整備、日本の大成建設が受注! (朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!スリ…

  5. 中国

    新型コロナウィルスは生物兵器として開発された可能性が!(続編)(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!武漢…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 人権・民主主義

    ブティジェッジも予備選で不正を使っていた! おぞましい米民主党の腐敗!(朝香 豊…
  2. 道理

    NHKの「家族や友人などのレンタルサービス」のやらせ番組、ようやくBPO審議入り…
  3. 経済

    中国で何が起きているんだ? 百度(バイドゥ)が資金難か? (朝香 豊)
  4. 人権・民主主義

    米議会は超党派で中国に圧力をかけ、香港を守る意思を明確にした!
  5. 道理

    トランプ報道の92%が否定的! メディア監視団体が調査報告書!(朝香 豊)
PAGE TOP