安全保障

アメリカは「戦時国債」発行か? アメリカの覚悟に日本も見習え!(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

アメリカの経済政策の司令塔である国家経済会議のクドロー委員長は、新型コロナウイルスの感染拡大と戦う資金を調達するのに、「戦時国債」を発行するとの提案を、トランプ大統領に進言すると述べた。

クドロー委員長は、「家庭、個人、事業を沈ませないように維持するために、今は(ウイルスとの)戦争遂行用の資金を集めるために国債を売る時だと思う」とも述べた。

アメリカ政府はすでに240兆円の経済対策を打っているが、これらはいま国民がぶつかっている課題に対処するだけにすぎず、これではまだまだ足りないという意識なのだ。

トランプ大統領は、現在はゼロ金利なのだから、今こそインフラ投資に最適だとして、さらに220兆円程度の公共事業をぶち上げ、今後においても何としてでも失業を作らず、庶民の生活を守り抜いてみせる姿勢を鮮明にした。

トランプ政権は最終的に総額6兆ドル(660兆円)程度の対策を考えているとされ、さらに経済対策を拡大させる可能性も高い。

こうした平時ではとても考えられない大型予算を賄うことを念頭に置いて、クドロー委員長は「戦時国債」を発行する考えを明らかにしたのだろう。(なお、正確にはテレビ番組で司会者の提案に賛同した形を取っている。)

さて、私が安倍政権が打ち出した緊急経済対策を徹底的に酷評したことには、安倍総理の支持者から随分と反論が寄せられた。

そういう人たちに伝えたいのは、国民の不安を取り除き、その暮らしを絶対に守っていく覚悟というのは、トランプ政権が示しているようなものではないのかということだ。

なお、トランプ大統領は全く口にしていないが、これは世界経済を守るための道でもある。

現在の経済危機に対しては、先進国よりも新興国・発展途上国のほうがはるかに大きな影響がある。

先進国が大胆な経済対策を打ち、膨大な設備投資需要を生み出したり、国内消費需要を高めることで、新興国・発展途上国は確かな輸出先を確保することができるようになる。

つまり、トランプ大統領が示している道は、自国の国民を救うだけでなく、落ち込んでいる世界経済を救い、新興国・発展途上国を救うことにもなるのだ。

さて、アメリカの景気回復が進んだ時に、アメリカの景気に引っ張られて日本の輸出環境も改善していくだろうが、日本はその程度のポジションにとどまっていのか。

アメリカと一緒に、日本も世界経済を引っ張っていく側に回るべきではないのか。

そしてそれは、中共との戦争に勝利する道にもなるだろう。

そのためにも、日本でも「戦時国債」を発行するつもりで、経済対策を考えてみてはどうだろうか。

但し、財務省のメンツを立てているようでは、こういう対策は打てないことだけは確かだ。

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元のブルームバーグの記事
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-04-06/kudlow-says-he-proposed-war-bonds-for-coronavirus-to-trump
ネタ元のNHKの記事
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200401/k10012361561000.html
画像はウィキメディアから
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/16/Larry_Kudlow_%2816673071232%29.jpg/800px-Larry_Kudlow_%2816673071232%29.jpg

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. 進む中国のリトアニアいじめ! 徐々に広がる反発!(朝香 豊)
  2. 人民元のデジタル通貨化に秘められた野望を見逃すな!
  3. パイプラインへのサイバー攻撃で、アメリカ東部は大混乱! 黒幕は本当にロシアか?(…
  4. フロイド氏殺害でナイキがキャンペーン! でもナイキの本質はチキンだ!(朝香 豊)…
  5. 「優生思想で危険」だとNumber編集部に非難の声! いやいや、危険なのはむしろ…

関連記事

  1. 安全保障

    一帯一路の鉄道プロジェクトの詳細を機密扱いに! ハンガリー議会!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!ハン…

  2. 安全保障

    ドミニオンの不正の証拠! 公開の許可がついに降りた!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!ミシ…

  3. 安全保障

    日米印豪の防衛協力をNATO並に引き上げる! ビーガン国務副長官!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!アメ…

  4. 安全保障

    汚名返上か、茂木外相! 中国非難、ワクチン開発の問題提起!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!…

  5. 安全保障

    新型原発「高温ガス炉」が日本を救う! 日本政府は大胆な投資を行え!(松尾 利昭)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!今回…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 人権・民主主義

    言論封殺のGoogle・Facebook・Twitter! 皮肉デザイン秀逸!(…
  2. 経済

    8月の訪日韓国人客が昨年比48%減と、朝日新聞が大々的に取り上げる! (朝香 豊…
  3. 安全保障

    「北朝鮮はこの地域で最も差し迫った脅威」と、米司令官!(朝香 豊)
  4. 安全保障

    中国各地で封鎖処置が強化!(朝香 豊)
  5. 人権・民主主義

    黒人犯殺害で、アトランタ警察署長辞任! 「黒人の命」より「警察解体」!(朝香 豊…
PAGE TOP