安全保障

中国の深刻なスパイ行為にアメリカは厳しく対処! 日本はどうする?(朝香 豊)


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

5月下旬にアメリカ政府が、中国の人民解放軍の影響下にいるとみられる中国の研究者・留学生のビザの効力を停止する方針を示してから、中国の外交官は異常な行動を取り始めた。

こうした研究者や留学生に「アメリカ政府の捜査対象になるかもしれない」と伝え、パソコン、スマホなどから通信記録を削除するように指示し、捜査が及ぶ前にアメリカからの出国をするよう促し始めたのだ。

5月31日には、在ヒューストン中国総領事館が偽造の身分証明書を使って中国行きのチャーター便に乗せて中国人を出国させようとする事件も引き起こし、蔡偉総領事を含む3人の中国人外交官がヒューストン空港で現行犯逮捕された。

中国の人民解放軍関係のスパイがアメリカ政府の捜査に捕まらないよう、中国の外交官が大いに動いていたのである。

7月22日になってアメリカ政府が在ヒューストン中国総領事館を72時間以内に閉鎖するよう通告した背景には、このような流れがあることがわかってきた。

総領事館が閉鎖されたのも無理はないと言えるだろう。

さて、アメリカ司法省は8月24日に、NASAの研究にも携わっていた中国系アメリカ人のZhengdong Cheng氏を、虚偽申告や電信送金詐欺の刑事事件の容疑で起訴した。

アメリカ政府から資金提供を受けながら、密かに中国の高度人材獲得プログラム「千人計画」や「百人計画」に参加し、中国の国有研究機関のために仕事をしていたことが発覚したのだ。

しかもCheng氏はNASAの機密情報にアクセスする権利を持っていた。

どれほど有益な情報が中国にもたらされていたのだろうか。

忘れてならないのは、Cheng氏はあくまでも氷山の一角だということだ。

さて、同様のことを中国は日本では行っていないのだろうか。

スパイ防止法制定に向けて、日本も動き出すべき段階であろう。

イギリスが機密情報のネットワークである「ファイブ・アイズ」への日本の参加に賛同してくれていることも利用しながら、これに向けた環境整備を進めていくという打ち出しは理にかなっている。

現状の中国の脅威に対応した体制を日本も整えていくべきだ。
 
 

もしよければ、無料のメルマガの登録もお願いしたい。(このブログ記事の下↓に登録フォームあり)

※ 日本再興のために、以下のバナーをポチッとしていただけると助かります。


人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!

ネタ元のウォール・ストリート・ジャーナルの記事
https://www.wsj.com/articles/chinese-diplomats-helped-visiting-military-scholars-in-the-u-s-evade-fbi-scrutiny-u-s-says-11598379136
ネタ元のアメリカ司法省の発表
https://www.justice.gov/opa/pr/nasa-researcher-arrested-false-statements-and-wire-fraud-relation-china-s-talents-program
Space Coast Dailyからの引用画像(Zhengdong Cheng)
https://spacecoastdaily.com/wp-content/uploads/2020/08/Zhengdong-Cheng.jpg
Foreign Briefからの引用画像(中国人民解放軍)
https://www.foreignbrief.com/wp-content/uploads/2017/10/Парад_в_честь_70-летия_Великой_Победы_-_40-1024×632.jpg
ロイターからの引用画像(中国領事館)
https://s2.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20200722&t=2&i=1526740304&r=LYNXNPEG6L1CG&w=1280
technologynetworksからの引用画像(spy)
https://cdn.technologynetworks.com/tn/images/thumbs/jpeg/640_360/why-a-gaming-ai-is-the-best-spy-327496.jpg
YouTubeのサムネイルからの引用画像(千人計画)
https://i.ytimg.com/vi/PDz98OXEYCI/maxresdefault.jpg
Wikimediaからの引用画像(NASA)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e5/NASA_logo.svg/1224px-NASA_logo.svg.png
YouTubeのサムネイルからの引用画像(スパイ防止法)
https://i.ytimg.com/vi/hyVq8pU9220/maxresdefault.jpg

無料メルマガ

最新情報やプレゼント特典などをメール配信しています!メルマガでのみ公開しているネタあり!今すぐ無料登録しましょう!

ピックアップ記事

  1. キャリー・ラム行政長官の意味深な発言は、中国政府の思惑に制限をかける狙いかも
  2. 進む日台離反工作! 工作に乗せられていないか、冷静に考え直そう!(朝香 豊)
  3. ソ連は欧州を解放した! 今なお時代錯誤な朝日新聞!(朝香 豊)
  4. 予想通り、イランで体制の危機が発生! 政権崩壊まで進む可能性大! (朝香 豊)
  5. 親中から反中に抜本的に転換! インドネシアのジョコ政権! (朝香 豊)

関連記事

  1. 安全保障

    中国はアメリカに報復する! ファーウェイが脅す!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!台湾…

  2. 人権・民主主義

    ウイグル政策の継続を、中国政府が明言! 形は変わるかも?(朝香 豊)

    人気ブログランキングでの応援、よろしくお願いします!ショハ…

  3. 道理

    バイデン親子と中国の黒い関係! アメリカで映画化される!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!アメ…

  4. 安全保障

    アフガニスタンで人道支援を展開してきた中村哲医師、銃撃を受けて死亡!(朝香 豊)

    人気ブログランキングでの応援、よろしくお願いします!長年に…

  5. 安全保障

    第3回新型コロナウイルス専門家会議開催!(朝香 豊)

    人気ブログランキングへのご協力をよろしくお願いします!政府…

無料メルマガ

おすすめ記事

アーカイブ

  1. 経済

    EUなど32カ国が中国への特恵関税を廃止! 中国経済への打撃は必至!(朝香 豊)…
  2. 安全保障

    マイクロ波兵器の攻撃による脳の損傷か! 米外交官ら深刻被害!(朝香 豊)
  3. 人権・民主主義

    習近平国家首席の国賓待遇来日批判、野党にも広がる! 頑張ろう!(朝香 豊)
  4. 安全保障

    中共体制を潰す! ポンペオ演説!(朝香 豊)
  5. 未分類

    菅総理の功罪を見極めよう! 全否定も全肯定も間違い!(朝香 豊)
PAGE TOP